「まるで夏の全日本」
昨シーズン世界選手権銅メダルの千葉百音選手の言葉だ。
シーズン最初の、まだまだ本格的シーズンに入る前の大会。
それが出場選手を見ると、国内一線級の選手が多数出場。
さすがオリンピックシーズン。
各選手始動が早い!
この時期に超豪華な、エキシビションではない戦いの場を見られた観客は幸せだ。
シニア女子の優勝は今季よりシニアデビューの中井亜美選手。
フリーでトリプルアクセルを成功。
映像はないが、スコアを見ると、1.60の加点を貰っており完璧なジャンプだったことがわかる。
2位は冒頭の千葉選手。
フリーだけで見ると、千葉選手が1位、中井選手が2位。
これは、私が昔からしつこいくらいに書いている(笑)格付けの演技構成点で千葉選手が、中井選手を6点上回っているからだが、まあ確かに千葉選手の演技は美しいので無理もないか。
その千葉選手はフリップとルッツでエッジ違反を貰っている。
さらに三つのジャンプで回転不足を取られ減点されており、シーズン序盤とは言え、これがトラウマにならなければ良いが。
それにしても、シニア女子フリーのスコアを見ると回転不足、エッジ違反が各選手異常に多い。
審判によって基準が異なっているのは間違いなく、野球のストライクゾーンではないが、あまりにも厳しすぎるのは選手のためにならないことを書き添えておく。
3位にはベテランと言えば失礼だが三原舞依選手。
昔から見ているが、三原選手のしなやかな演技が好きだ。
まだまだ一線級で戦い続けられる三原選手。
引き続き応援したい。
そして、シニアに出ても優勝争いに加わること間違いないのが、ジュニアの島田麻央選手。
若年層の選手の負担を軽減するために新たに設けられた年齢制限により、来年のミラノ五輪への出場が叶わなくなった島田選手。
失望で心が折れてもおかしくない。
ところが島田選手は、このサマーカップでさらに進化した姿を見せてくれたようだ。
スコアを見てみると。
冒頭4回転トウループを完璧に跳び、続けざまにトリプルアクセルも成功。
ルッツからの連続ジャンプ、サルコーからの連続ジャンプ、後半に3連続ジャンプを入れて、ループ、ルッツも完璧、
スピンもステップも全てレベル4!
シーズン初戦でこれだけ完璧な演技が出来るのは、技術はもちろん精神的にも充実している証拠だ。
ミラノで島田選手の姿は見られないが、いずれは世界チャンピオンになること間違いない。
ちなみに男子優勝は鍵山優真選手。
スコアを見る限り、これまた完璧な演技。
マリニンに挑める日本選手は現時点で鍵山選手しかいない。
それを考えると頼もしい初戦の演技だったと思う。
どこかで落として、オリンピックへのピーキングが上手く行くことを望む。