氷上のチェスと言われるカーリング。
私がこの競技を知ったのは、トリノ五輪でNHKの刈谷アナが本橋麻里選手をマリリンと呼んだ時だ。
この競技を全く知らなかった訳ではないが、そもそも中継がなかった。
五輪と言う大舞台でしか中継されなかった。
試合が始まる前、選手が一列に並び、テレビで応援している人たちに向かって、個々に明るく語り掛ける映像は新鮮だった。
もちろんそれだけではない。
試合自体が面白い。
相手チームのストーンを弾き飛ばしたり、逆に相手ストーンのコースを潰す場所に自チームのストーンを置いたり、駆け引きと技術の両方が揃わないと勝利はおぼつかない。
他の競技では考えられないのが、選手全ての会話が中継で流れること。
氷上の選手たちが、どこにストーンを投げるか作戦を立てるのだが、その声が筒抜けなのだ。
「そうだね~」の言葉は流行語にもなった。
それにストーンを投げる選手の表情がまた素晴らしい。
それにしても、ここ最近はカーリングと言えばロコ・ソラーレが定着していたために、フォルティウスが世界最終予選出場を決めた時、経験度合いなどを考えて、果して大丈夫なのかと思った人は多いのではないか。
いや、ほんとに申し訳ない。
8カ国参加で総当たりの最終予選。
ノルウェーに敗れるまで6連勝。
結果はノルウェーと共に6勝1敗
そのノルウェーに第1代表決定戦で勝利して、見事ミラノ・コルティナ五輪の出場権を獲得したのだ。
これで女子のカーリングは8大会連続で五輪出場。
資金潤沢ではないチームが多く、幾多の紆余曲折を経て現在に至るチームが多い中で、フォルティウスも例外ではないようだ。
先ほどニュースで見たが、クラウドファンディングなども試みたとのこと。
選手達にもひとりひとりドラマがあり、今後オリンピックが近づくにつれてクローズアップされていくだろう。
五輪ではここ2大会ロコ・ソラーレが銅→銀と結果を残しており、フォルティウスも目標は高く金メダルと公言。
フォルティウスはミラノ・コルティナ五輪でどんな物語を作ってくれるだろう。
今から楽しみでならない。