久米宏が亡くなった。
あえて敬称を略したのは、久米宏はひとつの偉大なブランドだからだ。
「ザ・ベストテン」「ニュースステーション」「ぴったしカンカン」
報道とバラエティ、全く異なるジャンルの番組をトップに育てあげた手腕は凄すぎる!
どれも過去の概念を超えて、ワクワク出来る内容でテレビ桟敷にくぎ付けになった。
しかし、その軽妙な司会と裏腹に、相当な重圧がかかっていたのは想像に難くない。
その蓄積が、81歳という今では早すぎる死に繋がったように思えてならない。
彼は本当の天才だったと思う。
秀才というより天才、持って生まれた才能を最高の舞台で遺憾なく発揮した。
それが久米宏だ。
昨日から今日にかけて追悼番組を見た。
改めて見ても、彼は唯一無二のキャスターだったことがわかる。
今も彼を超えるキャスターは出ていない。
彼は彼の意思にかかわらず、報道キャスターの在り方について、間違いなく後身に道を開いた。
しかし、テレビがオールドメディアと揶揄されるようになった今日この頃。
久米宏が作ったその道を通るのは並大抵のことではないようだ。
病床の中で久米宏は何を思っていたのだろう。
ご冥福をお祈りします。