影無茶のスポーツ24/7

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フィギュアGPシリーズ・スケートアメリカ:貫禄ついた町田、大人っぽくなったラジオノワ

ソチオリンピックが遠い昔の事に思えてしまいますが、皆さんはいかがでしょう。

今年も2014-2015GPシリーズが始まりました。

最大目標の世界選手権は5カ月先ですので、見る方はまだ何となく肩を凝らせずに見る事が出来ます。

今大会何といっても注目の町田選手のフリー、ベートーベン第9ですが冒頭20秒間動かないのは驚きました。

今シーズンからコールされてから演技開始までの猶予が30秒短縮されたので、20秒使って精神を集中させているのかなと思ってしまいました(多分違う狙いでしょうけど)

正直言って20秒の静止は長いと思います。

演技自体は大きなミスもなく、加点ももらってるし初戦の緊張状態の中では文句のつけようのない好スタートが切れましたね。

ファイナルに向けては、ひとつ1位を取る事で大きく前進しますのでフランス大会は気持ち的にずいぶん楽になるでしょう。

ただ好みで言えば個人的にはSPとフリーの違いはありますが、エデンの東交響曲第9番>火の鳥という順番になります。

それほどまでに世界フィギュアのSP「エデンの東」は素晴らしかった。

まあ第9はまだ初めてなので、これから熟成していって世界選手権で集大成を見せてもらって上の順番を入れ替えて欲しいです。

世界ジュニア金のカナダ、グエンがフリーで追い上げてSP7位からトータル3位まで上げてきました。

基礎点では町田を上回っていて、チャンの後継は彼なのかな・・・と。

まちがいなく近い将来、加点、PCSで点が出る選手に格付けされるでしょう。

女子はラジオノワ強かったですね。

ちょっと表情などが大人っぽくなった印象を受けます。

対してトゥクタミシェワはフィンランディア杯に比べて少し精彩を欠きました。

ラジオノワには勢いが感じられますが、個人的にはトゥクタミシェワの演技の方が好きです。

二つしか年が違わないのにトゥクタミシェワの演技には艶っぽさがあります。

昨シーズンの不振から見事に復活してきたのでぜひともファイナルに進んで欲しいんですが、その為には次のカップオブチャイナで2位以上が求められます。

優勝なら文句ありませんが、ここにはリプニツカヤも出てきます。

果たしてどうなるでしょう。

アメリカ勢はシザーリオが4位、グレイシー・ゴールドが3位という結果。

グレイシーがちょっと筋肉がついたのか大きくなったように思えました。

印象的にはシザーリオの方が良く見えましたが・・・。

いずれにしてもロシア勢の強さが印象に残りました。

今井選手は頑張りましたが冒頭の連続ジャンプの3Tと中盤の連続ジャンプ3Loがアンダーの判定だったんですね。

滑り終えたときはやりきった笑顔を見せていましたが、点数の発表では思ったほど出なかったようという表情でしたね。

まだまだこれから世界に名前を売っていかなければなりません。

フランス大会では失うものはないんですから全てを出しつくして欲しいです。

最後にヴォーカルつきの楽曲解禁ですが、思ったより自然に受け入れる事が出来ました。

歌詞の持つ意味を表現しているとなると、聞く方も語学力がいるのでなかなか難しいですが、あくまでヴォーカルも楽器の一部と思えば違和感ありませんね。

本来の狙いとは違ってしまうかもしれませんが(汗;)

個人的に思ったのは、ヴォーカル付きの方が何割増しかスケーティングの乗りがいいように見えました。

007シリーズのヴォーカルなんかを一部使うのは高揚させる為に効果的なんじゃないでしょうか。

ゴールドフィンガーとか死ぬのは奴らだとか007は二度死ぬとか・・・。