影無茶のスポーツ24/7

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【大相撲】稀勢の里は壁を破ったか

大相撲14日目。

横綱白鵬13戦全勝。

大関稀勢の里13戦全勝。

稀勢の里がよくぞここまで負けずに来れたというのが正直な印象だ。

結果として14日目での全勝対決が成った訳だが、私的には晴天の霹靂という印象だった。

安定はしているが物足りない。

これがほぼ全ての大相撲ファン稀勢の里に対する評価だろう。

日本人横綱待望論の中で、その先頭を走るのは稀勢の里

その評価は間違いないのだが、本当に横綱になってくれるのか・・・となると正直???って感じだろう。

後半の崩れはお約束で、くんろく大関まではいかないが、じっご大関と言いたくなるようなはがゆい成績だ。

しかし今場所は苦手力士にも負けず日馬富士にも勝ってここまで全勝。

あれよあれよという間に白星を重ねてきた。

14日目の全勝対決。

場内の盛り上がりは凄かった。

これだよね。

大相撲はこれでないといけない。

かつて先代貴乃花が、輪島が、北の湖が、北の富士玉の海琴桜

大鵬柏戸等がガチンコで白熱の取り組みを見せたあの場面。

ちょっと思い出したぞ。

勝負は白鵬の執念が上回ったが、中身の濃い好一番だった。

今日稀勢の里琴奨菊に勝ち、白鵬日馬富士に敗れると決定戦もある訳だし優勝の行方はわからない。

しかし優勝は出来なかったとしても今日の琴奨菊戦に勝つと負けるとでは大違いだ。

今日勝って14勝1敗となれば、来場所間違いなく横綱挑戦場所となる。

日本人横綱待望論の中、多少は基準も甘くなるだろう。

その為にも今日の取組も稀勢の里にとっては大一番となる大事な千秋楽だ。

早く上に上がってきたので長く稀勢の里を見ているが、まだ26歳。

今場所でひとつの壁を破ったと信じ、ここはひとつ、四股名のように稀な勢いで横綱に駆け上がって欲しい。