8回のジャイアンツ攻撃。
代打イシイオブゴッド安打出塁。
代打藤村バントを綺麗に決める。
しかし長野は何とか走者を3塁に進めるがこの回3本目の矢小笠原がファーストゴロ。
どうも敗戦濃厚な雰囲気が漂ってきた9回裏。
マウンドには絶対的守護神平野。
防御率0.44・WHIP0.64・KBB25.00!
当然だがK/9が11.07でBB/9が0.44!(ヌルデータより)
全てが規格外の数字。
平野が出れば、ベンチは寝てても大丈夫って数字だ。
しかし、何となく、根拠はないがもしかして・・・と思ったジャイアンツファンは多かったのではないだろうか。
平野の数字は試合後に確認して知ったので、もし最初から知っていたら多少感じっ子変わったかもしれないが・・・。
平野投手の顔つきを見てちょっと慌てん坊のような印象を持った。
私はそこに一筋の光明を見た訳だが・・・。
坂本テキサスヒットで出塁。
阿部、追い込まれながらも死球で1塁2塁。
ここで登場のロペス!
原監督が何やら一言二言。
普通ならバント。
でもバッターはロペス。
さあどうする。
初球2塁へ牽制球。
ロペスその瞬間バントの構え。
ちょっと慌てるバッテリー。
キャッチャー伊藤、ホームプレートの前に出てブロックサインで守備陣形の確認。
ロペス今度は初めからバントの構え。
この構えがもうほれぼれする程の完璧な構え。
見事に3塁線に打球を殺して転がす。
平野が取りに行ってすってんころりんと坂本竜馬もびっくりの前のめりに転倒。
いやあロペス今シーズン初バントだとさ。
考えたらマリナーズではイチローの後2番を打っていた訳だから、本来上手いという事はあるだろうが、それにしても見事なバント。
もう坂本あたりはほんとに見習って欲しいぞ。
原監督も試合後のインタビューでファザティームとネイティブかと突っ込みたくなる英語でロペスを称えていた。
そして苦労人亀井が浮足立っている平野からセンター前にヒット!
これをバックホームを焦ったセンター駿太(だよね)がつかみ損ねて2塁ランナー中井がサヨナラのホーム!
ジャイアンツ創設通算5500勝目は嬉しい亀井のサヨナラヒットという劇的な幕切れとなった。
いやあ素晴らしい逆転劇だったなあ。