もうこれは非常事態宣言だ。
明日以降、いたるところで神様仏様マートン様という言葉が氾濫するのが目に浮かぶ。
タイガースの神がかり的な勢いは沈静化するどころかますます勢いを増してきた。
対するジャイアンツ。
内海がこれで4連続勝利なし、交流戦に入って勝ち星なしの3敗だ。
阿部までもが大事を取ったのだろうが、途中交代。
こうも明暗が分かれてしまうのを見ると、もう余裕こいてる場合ではなくなったと言って差支えないだろう。
過去に優勝したチームを思い返した場合、今のタイガースとジャイアンツ、どちらが優勝するチームかと問われたら間違いなくタイガースと答えるだろう。
それほどタイガースにはチームとして勢いがある。
タイガースファンも多いに盛り上がっている。
私の周りはほとんどタイガースファンだが、もう優勝したような顔をしている人も多い。
中にはまだまだ信じていない者もいるが、そういう人は昭和39年から昭和60年までの間もず~っと応援していた人達だ。
信じられないのもわかる。
しかし私はその人たちに言ってあげる。
いや、今年のタイガースの強さは本物やで・・・と。
しかし返ってくる言葉は「いやあ、まだまだ!」
う~ん、褒め殺しをしようと思っているのにこれでは通じない。
我がジャイアンツは何をしているのだ。
このままではタイガースの勢いにのまれてしまう。
内海もはっきりと言わしていただくがこれではエース返上と言われても仕方がない。
誰が見ても現在のジャイアンツのエースは菅野だ。
ルーキーに頼らないといけない状況を何とする。
スマートに野球をしようとするな。
泥臭く、打者は明らかなボールは振らず、簡単にフライを上げず、ランナーが出れば、最低でも先の塁へ進め、送りバントは必ず成功させ、凡打しても全力疾走し、ファンは相手にプレッシャーをかけるべく大声援を送らなければならない。
投手は一球一球丁寧に、打たせてなるものかと気合を入れ、三振を奪ったらガッツポーズをし、内角を攻め無駄なボールを投げず、ある時はズバッと勝負し、とにかく絶対に打たれてなるものか!という心意気で打者に向かって欲しい。
7月の甲子園は完全なアウェーだ。
タイガースファンの大声援はそれこそ東京ドームの比ではない。
そのアウェーの雰囲気の中での6戦を最低でも4勝2敗で乗り越える。
それが出来ればジャイアンツの優勝の目は再び甦るだろう。
まだ前半戦と言ってる場合ではない。
ここでタイガースに負け越すような事があれば、ジャイアンツの優勝はかなり難しくなると心得て死に物狂いで戦って欲しい。
天王山第一ラウンドまであと3週間と少し。