春季関東大会で実現するかと思われた桐光学園とセンバツ優勝の浦和学院の対決。
この時は桐光が準々決勝で敗れた為実現はしなかった。
松井が2回戦の花咲徳栄戦で168級の熱闘。
三振18個を奪ったが、将来性を考え連投しなかった為だ。
そんな注目のカードが何と昨日練習試合とは言え実現した。
記事によると浦学はセンバツ優勝メンバーで臨み松井に対峙した。
しかし何と、桐光松井はベストメンバーとも言える浦学相手に被安打1、奪った三振毎回の18個で完封勝利。
先日も報徳学園との練習試合で6回を投げ15三振。
アウト18の内三振15というのは、もう絶句だ。
それにしても松井の三振奪取率は尋常ではない。
空前にして絶後。
今まで三振を取れる投手として話題になった投手は何人かいる。
しかし、記録を調べた訳ではないが、松井のそれは過去のどの投手と比べてもずばぬけているのではないか。
まもなく予選が始まるがいかに神奈川県予選を勝ちぬくのが難しいとは言え、これだけの投球を見せつけられると敵はいないように思えてくる。
強いて強敵をあげれば準々決勝であたる横浜、準決勝であたる東海大相模だろうか。
しかしまず正攻法では勝てない。
甲子園常連校がどのような攻略法を胸に挑んでくるのだろうか。
逆ゾーンからは桐蔭学園、平塚学園、日大藤沢あたりなんだろうが、
いずれにしても秘策、奇策、全員が意思統一の元に打倒松井で臨んでいく事だろう。
とにかく今年の高校野球は松井投手を中心に回っていく。
いかにして松井を攻略するのか。
どうやってバットに当てるのか。
それをどうやってヒットに結び付けるのか。
その打者をどうやってホームへ返すのか。
最近昔ほどの熱気がなくなっている甲子園大会。
しかし今年の夏は違う。
かつてない大狂想曲が始まるのだ。