誰もが認める前半戦最後のヤマ場巨人阪神3連戦。
第1戦は杉内、能見、両左腕が先発し、ご存知のように6対3でジャイアンツが勝利した。
これでどうやら前半戦の首位が確定したとの事だが、まあ、何と言うか・・・ようやくって印象は否めない。
今日の試合終了時点で48勝30敗3分で貯金18勝率.615。
上々の成績なのに何かもたついた印象を持ってしまうのは、タイガースに抑え込まれている印象が強いからであろう。
原監督もこれではいかんという事で今月の甲子園タイガース6番勝負ではローテーションを変更してまで直接叩くという行動に出た。
その心意気がチームに浸透したのか、今日勝ってタイガースに3連勝で、対戦成績を5勝6敗1分とし五分まで後1勝にこぎつけた。
勢いのタイガースか総合力のジャインツか、全く予断を許さない状況の中試合は始まったが初回にあっけなくジャイアンツが流れを掴み、そのまま追いつかれる事なく逆に効果的に追加点をあげて逃げ切った。
その流れを掴む大きな一打を放ったのがあの村田選手だったというのが最高だ。
今日の4打点でチーム内打点2位の坂本に僅か1点差に肉薄した事になる。
これで長野が本格的にスランプから脱出すれば、打線的には鬼に金棒である。
完全アウェーの甲子園で3連勝。
地力の差を見せつけてくれたジャイアンツだが、ここまできたらこの3連戦3連勝を狙いたい。
明日先発の菅野だが、前回の甲子園での登板ははっきり言って不出来だった。
新人王のライバル小川が10勝一番乗りを果たしているだけに、ここで良いピッチングを見せる事はジャイアンツを安全圏に逃避させ、新人王争いの本命であるという事を再認識させる意味において重要である。
タイガースはスタンリッジ。
勝ち星としては1勝しか献上していないが、ほとんど打てていない印象だ。
明日、ジャイアンツが勝利すれば、まだたくさん試合を残しているとはいえ、ある程度先が見えてくるような感じだ。
明日の試合をどちらが取るか、今後の運命を左右する戦いだ。