17日間に及ぶ冬季オリンピックソチ大会が終わった。
成績等々はすでに皆さんよくご存知なので、全くの私見を簡潔に書かせて頂き、ソチ五輪雑感を締めたいと思う。
閉会式でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が演奏された時は、浅田選手のフリーの演技を思い起こさずにはいられなかった。
やはり、今回のオリンピックでは最も注目を浴びたのは浅田選手であったと思う。
最後に渾身のフリーを見る事が出来て幸せだった。
橋本団長が目標に掲げていたメダル10個には届かなかったが、メダルだけが全てではないという事を強く感じる事が出来た。
もちろん選手達が目指す所はメダルであり、それに向かって努力を重ねている訳だが、本番で自分の持てる力を出し切る事が見ている者に感動を与えるんだという事が再認識させられた。
メダルが取れなかったからといって、私は選手を非難する立場には絶対にないという事だ。
選手自身が自らを振り返り、メダルの有無に関わらず満足できたか、悔いが残ったか、己で決めれば良い事なのだ。
全体を振り返れば、スキー、スノーボードのフリースタイルが伸びて、スピードスケートが不振を極め、日の丸飛行隊は復活ののろしをあげ、複合陣も頑張った。
女子アイスホッケーは残念ながら勝利を挙げる事は出来なかったが、自分たちの力で本戦出場を勝ちとり、貴重な経験をした。
カーママ達も、同じくこの経験を次に活かしてほしい。
このように競技ごとで今大会の明暗がわかれてしまったが、だからといって、好調競技がこのまま好調で、不調だった競技がこのまま不調が続くかと言うと、そんな簡単なことではないだろう。
選手個々が努力を続ける限り、その競技の将来は明るい。
そう思いたい。
今回のオリンピックは浅田真央のオリンピックだったと言っても過言ではない。
世間の反応を見ても、全体的にはそんなに盛り上がってはいなかったと思う。
視聴率もそれなりに好調だし、マスコミはこぞってオリンピック特集を組んでいるが、一般大衆が盛り上がっていたかというと、否という感じを受ける。
浅田真央を除いては・・・。
今の盛り上がりは競技よりも競技者がスポットを浴びる傾向が強い。
誰が作り上げるのかわからないが、STAP細胞の小保方さんと同じだ。
もっと競技本来の素晴らしさ、楽しさを知ってもらうような方向にもっていくべきだ。
フィギュアスケートも地道な努力で選手層が厚くなり、ピョンチャンに向けてもきっと有力な選手が育ってくるだろう。
浅田、安藤、鈴木、高橋、織田などの魅力あふれる個性的なスターがいなくても、私たちは応援を続けなければならない。
他の競技も同じだ。
全く取りとめもない乱文になってしまった。
繰り返しになるがこれだけは間違いない。
選手達が持てる力を全力で発揮したならば、我々は順位に関係なく感動を覚えるという事を・・・。
選手役員の皆さん、おつかれさま。
そしてありがとう!