昨日で1回戦が終わり全ての2回戦組合せが決定しました。
先日、初戦勝ち上がり校の2回戦各試合の見どころ(その1)を書かせて頂きましたが今日は(その2)残る5試合です。
では早速試合別に書かせて頂きます。
〇大会8日目:第3試合
現時点で唯一初戦を突破出来た九州勢の鹿屋中央。
初戦、市和歌山に先制を許しましたが印象的には鹿屋が押していました。
最後のあのシーンもセカンドが一塁に送球したのでその話題に終始していますが、ホームに投げても間に合わなかったでしょう。
七島、米沢の継投も上手くいきました。
対する星陵は点の取り合いから最後勝ち越して勝利しました。
相手の守備のまずさもありましたが、勢いとは恐ろしい物です。
選手も逆転を信じてプレーしており甲子園ではこういうチームは強いです。
鹿屋の両投手が星陵の勢いを封じ込めることが出来るかどうか。
それが勝敗のポイントでしょうね。
〇大会8日目:第4試合
健大高崎(関東)対利府(北海道・東北)
初戦機動力野球を見せつけた健大高崎。
数こそ4個ですがすべてが効果的な盗塁で、得点に結びつきました。
盗塁だけでなくトータル的にも高いレベルに達していることがわかりました。
その初戦で川井投手が岩国につかまりましたので、この部分がしいてあげれば弱点・・・かと。
利府はだてに宮城をかちぬいてはいません。
平成21年センバツでの旋風再現もあるかと思わせる初戦の勝利。
3投手による継投が実に効果的でした。
打線も上位から下位むらなく打っており、きびきびとした好試合が見られそうです。
〇大会9日目:第1試合
これだけ同じ地区の学校が勝ち上がれば自然同地区対決は増えてきます。
山形中央は小松とノーガードでの点の取り合いを制しました。
投手陣に不安は残りますが、打線は活発です。
東海大四は優勝候補と言われていた九国に完勝しましたが、西嶋投手のピッチングはお見事という他ありません。
なんだか早くもあのスローボールの是非が問われているらしいですね・・・。
少し変わった事をするとすぐに非難されるのは世の常。
九国戦でも4球投げただけですからね。
気にしないで投げれば良いと思います。
私ならスローボールとわかった時点でボックスの中で背中をベースに向けます。
西嶋投手も動揺するでしょ。
よっぽどこの行為の方がバッシングされそうですね(汗;)
さすがに継投策を取るチームが増えてきましたが、完投出来るタイプのエースは2戦目が一番力を発揮出来るように思います。
そういう意味で西嶋のピッチングは注目です。
いずれにせよ好勝負期待です。
〇大会9日目:第2試合
評判高かった東海大甲府に完勝した佐久の鯉太郎・・・ではなく佐久長聖。
初出場のまだ校名が佐久だった時の旋風が忘れられません。
初戦少ないチャンスを活かしましたが、強豪相手に寺沢から両角への継投が見事に決まりました。
聖光学院も同じく少ないチャンスを活かしてとった2点をこれまた継投で逃げ切りました。
これで何と5年連続初戦1点差勝利という勝負強さです。
かように似通った試合展開で初戦を突破した両チーム。
この試合もまた1点を争う好ゲーム必至です。
〇大会9日目:第3試合
何と3年連続の対戦。
甲子園に3年連続で出てくるだけでも難しいのに、3年連続で対戦するというのはほとんど奇跡ですね。
名前で見れば大会屈指の好カード。
2回戦であたるには早すぎるって所です。
しかし、ここまで記してきた2回戦他の8試合もいずれ劣らぬ好カード。
やはり昨今、勝ち抜くチームはどこも強いです。
とは言う物の、このカードの魅力が色あせる事はありません。
同地区の他の学校が次々と破れてはいますが、この両校は堂々の優勝候補です。
明徳は智弁学園相手に大勝。
馬渕監督も言ってたように打線がいつになく好調のようです。
岸投手も1年から投げ続け、ついに最終学年。
目指すは深紅の優勝旗。
先程も書きましたが大会2戦目は一番力が出せる試合です。
大阪桐蔭も昨年、一昨年に比べると総合力でやや劣りますが、そこは甲子園の勝ち方を知っている部分で補います。
大阪桐蔭としては、ある程度の失点は覚悟しているでしょうし、どれだけ岸から点を取れるか。
そこにかかっているでしょう。
両校応援しているんですが、早くもどちらか消えてしまうんですね・・・残念。