影無茶のスポーツ24/7

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あの頃マッケンロー、ボルグに熱狂するしかなかった。しかし今、錦織がいてくれる。

錦織が夢の(本当に夢の)4大トーナメントのひとつ、全米オープン決勝の場に立つ事になりました。

この出来事を現在進行形で見る事が出来る私たちは幸せであると同時に、何だか現実的でない感覚も持ち合わせているのではないでしょうか。

何しろ歴史上初めてなんですからね。

私のような年代は1970年代後半から1980年代にかけて、テニスブームの渦中に身を置いていたはずです。

当時はもちろん錦織のような存在の日本選手はいませんでした。

羨望の的は、ビョルン・ボルグ、ジミーコナーズ、ジョン・マッケンロー、イワン・レンドル達を中心とする外国人選手でした。

ボルグとマッケンローの2年に渡る伝説のウィンブルドン勝戦

多くの方が彼等の最高レベルの熱戦を眠い目をこすりながら見ていた訳です。

街にはセルジオ・タッキーニ、フィラのウェアがあふれ、ビンセント・バン・パタンのプリンスのデカラケが売れに売れ、

テニス熱中時代を私たちは経験してきました。

当時彼女の気を引こうと、マッケンロー(エキシビションですが)出場試合に誘って観戦に行ったりもしました。

私にとっては甘酸っぱい思い出です。

今目の前にはまぎれもなく日本の選手が、マッケンロー、コナーズ、レンドル、サンプラス等、そうそうたるメンバーと同じ栄誉に輝こうとしています。

その名は錦織圭

もう彼を「にしきおり」と呼ぶ人はいなくなったんではないでしょうか。

ゴルフの4大メジャー、F1GP、テニス4大トーナメント。

日本選手の優勝を夢見ながら、まだ一度もたどり着いた事のない未知の世界。

勝戦の相手はこれまた上り調子のチリッチ。

ここまでランク上位の選手との対戦が続いていただけに、決勝でランク下位というのは少し嫌なシチュエーションです。

しかし今の錦織なら心配はなさそうです。

チャンスはそんなに巡っては来ません。

もちろん自ら切り開いてきた錦織。

私があれこれ言う資格はありませんが、このチャンスを逃してはいけませんし、逃す事はないでしょう。

錦織という日本選手を応援できる私たちはほんと幸せです!

とらきち君・・・ いったいどうしたんだ? どこかで大会を見ていると思うけど。