夏休みを終えてF1のエキゾーストが戻ってきます。
第11戦ベルギーGP。
ホンダにとっては当初から最も厳しいコースの一つと言われてきました。
最長のコース、ロングストレート、高速コーナー。
予選を終えたマクラーレン・ホンダ陣営からは威勢のいい声は聞こえてきません。
しかしアロンソもバトンも不満をもらさず(当然心には持っているだろうが)少しでも前を向くコメントを出しています。
不満は半ば自虐的ではありますがギャグにも聞こえるようなコメントで繕ってくれてます。
二人のプロフェッショナルには敬意を表します。
この二人のドライバーの貢献は今後ホンダが完全復活した時も(信じています)決して忘れてはなりません。
もちろんその時もこの二人がシートにいることを願っています。
さて実際問題、いくら苦しいと言われていたにしてもホンダ総責任者新井氏の
「アップデートが結果に反映されていない」という言葉に寂しさを禁じえません。
夏休みと言えど開発に総力をあげてきたホンダ陣営。
アップグレード版パワーユニットはフェラーリのパワーに匹敵すると示唆していたのに現実は・・・。
相変わらずのスピード不足で予選は結局17番手、18番手。
ポイント獲得はスパ特有の天候激変によるレースの混乱に乗じてでしか可能性がない状況です。
まあ、ただでさえ難しい現在のF1サーカス。
パワーユニットというテクノロジーへの順応も黄金時代当時とは比べ物にもならない大変さでしょう。
自由に走りこんで仕上げて行くことも諸々の制限などで出来ない。
救いはマクラーレンとホンダが固い信頼で結びあっていることでしょう。
何と言っても3年前はマクラーレンがメルセデスエンジンで優勝、
その時のドライバーはジェイソン・バトン。
それらを思うと複雑ですが、この信頼関係がある限り復活の可能性は高いと思っています。