影無茶のスポーツ24/7

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大相撲九州場所雑感:鶴竜はナイスガイな奴だった

1年納めの九州場所が終わりました。

豪栄道横綱挑戦が話題となった今場所。

途中まで夢を見させてくれたものの結局9勝6敗。

横綱陣の壁は厚かったのでしょうが、猪突猛進だけでは通用しないことが明確になりました。

もっともそれが豪栄道の持ち味だと言ってしまえばそれまでですが、大きな課題が見つかったのは事実。

出来れば11番勝って来場所に望みをつなげて欲しかったです。

そうなればもしかしたら豪栄道稀勢の里と来場所ダブルで綱とりに挑む夢のような場面が生まれたかもしれません。

いずれにしても今年は琴奨菊稀勢の里豪栄道の3大関が綱とりに挑んだというのは最近なかったこと。

この流れは是非とも来年につなげて欲しいです。

とはいっても琴奨菊初場所の再現を望むのは難しく、豪栄道は注文が付くので、綱への期待はやっぱり稀勢の里ということになるのでしょう。

その稀勢の里

多くを語らずとも相撲ファンなら誰もがその特質をご存知。

大関勝率7割超えで今年は年間最多勝獲得。

それなのに準優勝回数ばかりが増える現状・・・。

このまま名大関で終わるのか、それとも更なる花を咲かせるのか。

優勝を経験すればめちゃくちゃ強い稀勢の里に生まれ変わると思うので何はともあれまず賜杯

白鵬には勤続疲労が見られ、日馬富士にはいつ身体的限界が来てもおかしくない雰囲気。

来年は間違いなく政権交代の年になるでしょう、いやなってもらわないと困ります。

今年は5人の優勝力士が生まれました。

群雄割拠かどんぐりの背くらべか。

もうモグラ叩きはうんざりです。

大相撲は最高に盛り上がると期待して新しい年を待ちたいと思います。

あと鶴竜

優勝インタビューを聞いて久々感動しました。

アナウンサーの質問に対する反応が速く的確な応答で中身が濃い。

7場所ぶりの優勝でインタビューを受けたところを見る機会が少ないこともあり、今まで気付きませんでしたが、頭の良さ、性格の良さがわかる素晴らしい受応え。

鶴竜ってとってもナイスガイ!なやつだったんですね。