影無茶のスポーツ24/7

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V字回復の相撲人気、Λにならない為に:初場所雑感

大相撲初場所横綱白鵬が33回目優勝という大記録を達成しました。

九州場所大鵬の記録に追いついたと思ったら、すぐに新記録。

しかも全勝で花を添えました。

全く産みの苦しみを感じさせない圧倒的な強さは何と言うことでしょう。

角界を眺めてみても白鵬を脅かす存在は見当たりません。

稀勢の里は相変わらず稀勢の里のまま年を重ねていくだけ。

琴奨菊にかつての琴桜のような突然変異を望むのは酷な状態。

豪栄道は・・・。

期待の逸ノ城は負け越し(それでも6勝9敗はよく踏ん張ったと思います)

他の三役も全員負け越し。

遠藤は初日輝きを見せ、すわ復活!と思いましたがマグネシウムのように一瞬の輝きで終わってしまう。

勢はその遠藤に勝っただけの逆勢い。

宝富士、栃ノ心は絶好のチャンスを逃し・・・。

ここのところず~っと続いている傾向。

モグラたたきシンドローム

期待の力士が出てきた!と思ったら、突然の頭打ちで成績が平凡化してしまう。

幕内まで上がってきたプロ力士達の集まりですし、稽古や取り組みでお互いの長所短所も知り尽くしている訳ですからガチンコで対戦すれば皆、似通った成績になるのも無理からぬことだとは思います。

しかし13日目で優勝力士が決まってしまう状況は深刻です。

大相撲は確かに面白くなってきています。

取り組みの早い内から観客の声援が飛び交い、最悪の時期を考えると信じられない復興です。

声援により熱い取り組みが増える。

熱い取り組みが増えるとお客様も増える。

大相撲人気V字回復もうなづけます。

正に好循環状態ではありますがまだ本物ではありません。

この人気を持続するためには・・・やっぱり若手力士の台頭が必要です。

それも出来れば日本人力士。

強い横綱が二人いるのも盛り上がる条件ですが、ちょっとそれは望めそうもない。

逸ノ城照ノ富士横綱候補はモンゴル勢。

遠藤に期待が集まるのは無理からぬことなんでしょう。

白鵬を継ぐ力士が(日本人力士最低一人含む)光り輝いて団子状態から抜け出る勢いを見せてくれること。

これが今の人気を盤石にする条件でしょう。

かつて北の湖千代の富士貴乃花が、駆け上がって来た頃。

若三杉、北尾(問題ありましたが)、などの人気力士の台頭。

スター誕生!が待ち遠しいです。

最後に一言書かせて下さい。

豪栄道よ、頑張れ!