物心ついてからのジャイアンツファンです。
王、長嶋全盛期。
それだけでなく柴田、高田、黒江、森、国松、土井、など攻守走役者が揃っていました。
ピッチャーも城之内、大門・・・いやこれはドクターXですね。
城之内、中村、堀内、宮田、高橋一、渡辺・・・ドラフトが始まる前の選手達が中心ではあるけれどそれはもう子供から見たら魅力的でした。
巨人大鵬卵焼き。
まさにそのど真ん中に少年時代を過ごした訳です。
それから約50年。
私は関西に住んでいますのでそのころに比べて周りにはタイガースファンの方が多くなったように感じます。
小学校のころほとんどすべての子はYGマークの野球帽をかぶっていたのに・・・。
まあ仕方ないですね。
フランチャイズ制であるからには地元のチームを地元が応援することはある意味当然です。
先ごろ亡くなった元アナウンサーの故中村鋭一氏が朝のラジオ番組でタイガースが勝てば六甲おろしを流し狂喜していたのを懐かしく感じます。
この時代の栄光が忘れられないのはファンだけでなく球団、親会社にとっても当然でしょうが、その手段がいけませんでしたね。
第一次長嶋政権初年度最下位の翌年はまだウィークポイントの補強ということで許せるところがあったと思うんです。
張本はアッパレの活躍を続けていましたし、加藤初は大車輪の活躍をしました。
2年目のジョンソンもそれなりに活躍し、王も復活、あの優勝は嬉しかったです。
しかしあの時はブレーブス最強時代。
3連敗から3連勝して逆転優勝!と思いましたが最終戦負けてしまいました。
当時阪急梅田紀伊国屋書店前の大型モニターでブレーブス森本のダメ押しホームランを見た時の悔しさは今でもよく覚えています。
やっぱり野球は総合力です。
若い選手を順調に育ててバランスの取れたチーム作りをしていく。
2~3年優勝しなくてもいいじゃないですか。
希望が見えれば我慢できます。
ところが最近のジャイアンツはいけません。
いつの間にか若手が思うように伸びず、気が付いたら選手層が薄くなっている。
今年は開幕前その思いが頂点に達していました。
そんな中行われたオープン戦。
私はジャイアンツは4位と予想しました。
結果は落ち着く場所に落ち着いた。
そう思っています。
敗因はいろいろあるでしょうがやっぱりベテランに頼らざるを得ないチーム構成が、順調に若手を伸ばしてきたチームに叶わなかったというのが大きな要因でしょう。
監督采配なども言われてますし事実その通りと思う部分はあります。
今年で村田選手がチームを去りました。
實松が移籍、相川も引退、鬼屋敷、松崎を含め何と4人も捕手がいなくなりました。
その他にも松本、片岡、藤村、堂上、マイコラス、ギャレットなど名だたる選手が退団もしくは移籍。
それに対して新戦力は野上投手くらいです。
落合氏がドラゴンズの新監督に就任した時に、トレードやFAは不要。
今、在籍している選手を鍛えて伸ばせば十分優勝を争えると言ったことが忘れられません。
実際にその後ドラゴンズは常に優勝を争うチームになりました。
来年のジャイアンツは正に落合監督が当時語ったことを今度は高橋監督が行わなけれないけません。
ドラフトでは大学生3人、社会人4人、高校生1人。
初年度から即戦力を期待しての指名だったと思います。
ファースト清宮構想が出来なかったのは全くもって残念としか言いようがありませんが内野では吉川、岡本、山本、外野では重信、石川、橋本、立岡あたりの若手中堅がポジションを取るくらいの成長を見せてほしいです。
来年いきなりの優勝は望んでいませんが(もちろん出来ればこんなに嬉しいことはありません)先の展望が明るく開かれるようなチームになって欲しい。
それが私の切なる願いです。
これでスポナビのジャイアンツ関連における記事は最終とさせていただきます。
あと少しの期間、フィギュア、ボクシング、高校野球、大相撲、など書けたらいいなと思っています。