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緊急投稿:フィギュアスケート Road To 平昌 スケ連は坂本花織を選ぶ勇気があるだろうか

全日本選手権女子シングルが終わりました。

優勝は宮原知子

大事な大事なオリンピックシーズンを故障明けで入りその不安は想像するに身体がグニャリとなりそうな程に強かったと思います。

最後は自分を信じて

どの選手よりもずば抜けて気持ちの入った演技でした。

文句なしです。

おめでとう宮原選手。

やっぱり練習は嘘をつきません。

およそ1年のブランク如きでは問題ないほど練習貯金は十分貯えがありました。

坂本花織もやり切りました。

正にシンデレラガール。

今シーズン開始前はどうでしょう、贔屓目に見ても5番手6番手の位置だったと思います。

自信をつけた選手は強い。

急カーブで成長を遂げた坂本は見事に全日本にひとつのピークを持ってきました。

さあ大変です。

代表は2枠。

2人目は完全に坂本と樋口に絞られました。

4年前の小塚と高橋を思い出します。

今回はあの時より難しい選択です。

選考基準に基づいて二人を比較してみます。

    全日本 ファイナル 世界ランキング 今季ランキング  ハイスコア

坂本  2位   未出場   22位     7位      210.59

樋口  4位   6位    11位     5位      217.63

平昌の代表選考は全日本に重きを置ていることに間違いないですがそれはあくまで優勝者に対してです。

2位以下の場合は他の要素を含めて総合的に判断するとなっています。

今回印象だけで言えば間違いなく坂本選手が2人目の代表という感じですがそうは簡単にいきません。

坂本選手を選べば結局は全日本での一発勝負の要素が高くなりすぎてシーズン前半から飛ばしてきた樋口は結局何だったんだってことになりかねません。

それなら最初から全日本での一発勝負にすればいいわけです。

(私は元々その方が良いと書いてきましたが)

世間の目もおそらく坂本への期待が大きいでしょう。

樋口は昨年、今年と肝心な大舞台で失敗してしまう印象があります。

数年前は逆に大舞台に強いという印象でしたが、やはりだんだんプレッシャーが圧し掛かってくるんでしょうか。

しかし選考基準から見た場合、代表二人目は樋口選手で間違いないと思います。

坂本の伸びしろはすさまじく、総合的な判断に勢いという無形の物を取り入れて協会が坂本を代表に選ぶことが出来るのか。

明日の発表はちょっと大変です。

いずれにしても選ばれた選手はオリンピック本番では最低でもシーズンベスト、出来ればパーソナルベストを出せるようにピークを合わせて欲しいです。

選ばれなかった選手のためにも、そして何より自分自身のためにも。