影無茶のスポーツ24/7

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映画鑑賞記録「ミッション・インポッシブル デッド・レコニング」 トム・クルーズによるトム・クルーズのための映画

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遅ればせながら「ミッション・インポッシブル」を観てきた。

もう見た人がほとんどだとは思うがお付き合いいただければありがたい。

いやはや本当に凄い。

何が凄いってこれほどエンターテインメントに徹した映画は他に類を見ないだろう。

3時間に迫ろうかという長尺だが至れり尽くせりのサービス満載映画なのであっという間に時間が過ぎ去ってしまう。

何と言ってもトムのトムによるトムのための映画なので、全てがイーサン・ハントの都合の良いように展開していく。

とは言っても毎回何らかの試練がイーサンを襲うのはお約束で、今回もそういったシチュエーションは設けられており、そのために犠牲が出てしまうが私はそれに大きなショックを受けた。

しかし期待が裏切られることはまずないし、今回パート1という設定だったが来年のパート2まで待つことへのストレスはないと言って良い。

当然パート2の主題はパート1を見れば完璧にわかるが、パート1はパート1である程度完結しているので心配しないで良いだろう。

トムも61歳。

世間一般的にはまだまだ若いが、あんな無茶なシーンをスタントマンなしでやってしまうだけに(それが面白さを倍増しているんだろうが)怪我だけがとにかく心配。

アウトローのジャック・リーチャーよりもオブリビオンのジャック・ハーバーよりもアメリカをはめたバリー・シールズよりもラスト・サムライのネイサン大尉よりもコラテラルのヴィンセントよりもオール・ユー・ニード・イズ・キルのウィリアム・ケージよりも当然宇宙戦争の地味なお父さんよりも何てったってイーサン・ハントのトム・クルーズが最高!です。


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映画鑑賞記録(サブスク)「ミュンヘン」 最後まで引っ張る力量はさすがスピルバーグ

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1972年ミュンヘンオリンピック開催中に起きた「黒い9月」によるテロ。

1964年の東京オリンピックで感動し、メキシコ五輪でさらにスポーツへの関心を高めた中、その次のミュンヘン五輪で起きた痛ましい事件。

パレスチナ武装組織黒い九月によりイスラエルの選手団の内11名が殺害されると言う最悪な結果に終わった事件だが、この映画はその報復としてモサドがテロ主導人物殺害の実行を描いている。

監督 スティーブン・スピルバーグ

出演 エリック・バナ ダニエル・クレイグ キアラン・ハインズ

コロナ養生期間にサブスクで鑑賞。

 

いやはやスピルバーグの力量には脱帽だ。

シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」「A・I」など次々に話題作を世に出していた頃の正に絶頂期。

同年「宇宙戦争」も公開されている。

彼のエンターテインメント系(こういった言い方があっているかわからないが)の映画は大体において期待を裏切らないが、彼独特のあざとさが鼻に着く場合も多いけど、この「ミュンヘン」にはそういったところが全く感じられない。

テロの首謀者を一人ずつ探し出し暗殺を謀るが、当然とは言えミッションインポッシブルのようなかっこよさや爽快感は皆無だ。

同じリズムを刻む独特の音楽効果も相まって身も凍るような緊迫感に包まれる。

民族間の紛争、宗教の違いなど私なんぞには理解できないところがあり、そこがわからないと本質的に理解することは不可能なんだろうが、それでもこれだけ見入ってしまえるというのはやはり監督の力量だと思う。

007を演じる直前のダニエル・クレイグモサドのメンバーとして出演している。

ところで、これ病気療養中に見る映画か(;^_^A

 


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映画鑑賞記録 是枝裕和監督作品「怪物」 三つの視点 みんな怪物!?

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是枝監督作品「怪物」。

公開から日が経っているが話題作だけあって、幸い私が住むローカルシネコンでも今だ上映がされておりようやく鑑賞。

この映画、多くの評論がネット上を賑わしている。

しかしまだ見ていない人は事前に情報を入れずに見ることを強く推奨する。

映画は三つの視点で描かれている。

それぞれの見方で印象は大きく変わる。

世の中では何かが起こると全てを知っているかの如く批判、評論、賞賛が飛びかう。

しかし当事者以外に真実などわかるはずがないのだ。

演者は全てが好演。

是枝作品では欠かせない子役だが、今回もまた難しい役処を見事に演じている。

結局人は全て怪物なのかもしれない。

今度はパソコン画面でイヤホンをしながらじっくり観たい。

 


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「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」鑑賞記録 ハリソン君のインディ・ジョーンズをこの目に焼き付けた

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第1作失われたアークを見たのは社会人1年生の時である。

当初見る予定はなかったが仕事でオフコンオフコン!)を動かしていて、計算が終わるまでの時間つぶしで近くの映画館に見に行ったのだ。

これが想像をはるかに超えた面白さで、こんなに面白い映画があるんだと気分が高揚してオフィスに戻ったのを今でも覚えている。

映画に出てくるキャラクターが桂文珍にそっくりだったのが今となっては懐かしい。

あれから40年以上経って新作が作られたのだ。

正直2作目、3作目と面白かったが1作目を超えたとは言い難く、4作目に至っては先日テレビで見たらほとんど覚えていないことにショックを受けたものだ。

なので正直言って今回の5作目も期待はしていなかった。

しかし年齢的にもハリソン・フォードインディ・ジョーンズは間違いなく最後なので、半ば義務的に見に行った訳だ。

これが驚くことに、とんでもなく面白かった。

これは私の感想だが1作目に匹敵するくらいの面白さだった。

冒頭30分は若かりし頃のインディ・ジョーンズの活躍が描かれたが(おそらく)CG処理されたハリソン・フォードに目が点になった。

もちろんこの部分のエピソードは現在進行形になってからも重要に紐づけられており、要するに無駄がない構成なのだ。

例によって考古学に関する発掘品がとんでもない現象を巻き起こす従来のインディシリーズの基本は全く変わらないが、本作は過去シリーズの良い面を踏襲して作られていて1作目から見続けてるファンには涙ものなのだ。

確かにハリソン・フォードは年を取ったが(81歳!)思った以上に頑張っており、例に出して悪いが晩年のロジャー・ムーアボンドよりはるかに動きが良い。

ストーリーもよく考えられており、伏線回収も納得。

最後は洋風戦国自衛隊かと思ったが、それも含めてラストは気分爽快になれた。

ハリソン・フォードは「スターウォーズ」「ブレードランナー」そしてこの「インディ・ジョーンズ」と超話題作に出演したが、長い年月を経た後に全ての作品に再び出演した訳で、その全ての1作目と最後の出演作を見ることが出来たのは幸せだった。

ほんとうにお疲れ様と言いたい。

ありがとうハリソン君!

 


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BS松竹東急で「波の数だけ抱きしめて」を見て懐かしい気持ちになった

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放映されることを全然しらなかったがリモコンの番組表で偶然知って鑑賞。

ホイチョイ3部作と言えば懐かしむ人も多いだろう。

これ確かサブスクの配信がない(と思う)。

多くの音楽を使用しているので著作権等の問題があるんだろう。

この映画の放映は1991年だが、設定は1982年の湘南。

実は年代的にどストライクなのだ。

織田裕二がカンチ以上にカンチな性格。

この作品が個人的に一番魅力を発揮していると思う中山美穂

健康的な松下由樹

C調男のベッシー。

そして今も癖のある役で欠かせない俳優阪田マサノブ

その他にも、え~この俳優出てたんや!って驚く場面も。

あたりまえだが皆とにかく若い。

この80年台の空気感が懐かしい。

劇中歌もあまりにも懐かしくノスタルジックな気持ちにもなった。

内容はとあるミニFM局を湘南一帯に電波を届けたいと奔走する若者の物語。

その中でヒロイン中山美穂織田裕二とベッシーが・・・と言う展開。

あまり使いたくない言葉ではあるが、我々世代には「いやああの頃は良かったなあ~」って思ってしまう映画だ。

 


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