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映画鑑賞記録(サブスク)「ミュンヘン」 最後まで引っ張る力量はさすがスピルバーグ

仕事以外全部趣味

1972年ミュンヘンオリンピック開催中に起きた「黒い9月」によるテロ。

1964年の東京オリンピックで感動し、メキシコ五輪でさらにスポーツへの関心を高めた中、その次のミュンヘン五輪で起きた痛ましい事件。

パレスチナ武装組織黒い九月によりイスラエルの選手団の内11名が殺害されると言う最悪な結果に終わった事件だが、この映画はその報復としてモサドがテロ主導人物殺害の実行を描いている。

監督 スティーブン・スピルバーグ

出演 エリック・バナ ダニエル・クレイグ キアラン・ハインズ

コロナ養生期間にサブスクで鑑賞。

 

いやはやスピルバーグの力量には脱帽だ。

シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」「A・I」など次々に話題作を世に出していた頃の正に絶頂期。

同年「宇宙戦争」も公開されている。

彼のエンターテインメント系(こういった言い方があっているかわからないが)の映画は大体において期待を裏切らないが、彼独特のあざとさが鼻に着く場合も多いけど、この「ミュンヘン」にはそういったところが全く感じられない。

テロの首謀者を一人ずつ探し出し暗殺を謀るが、当然とは言えミッションインポッシブルのようなかっこよさや爽快感は皆無だ。

同じリズムを刻む独特の音楽効果も相まって身も凍るような緊迫感に包まれる。

民族間の紛争、宗教の違いなど私なんぞには理解できないところがあり、そこがわからないと本質的に理解することは不可能なんだろうが、それでもこれだけ見入ってしまえるというのはやはり監督の力量だと思う。

007を演じる直前のダニエル・クレイグモサドのメンバーとして出演している。

ところで、これ病気療養中に見る映画か(;^_^A

 


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