過去、私の拙ブログでバレーボールを取り上げることはほとんどなかった。
しかしパリ五輪が近づく今、久々の盛り上がりを見せており書かずにおれなくなった。
男子は既に五輪出場権を獲得しており人気も実力も増すばかり。
女子も現在行われているネーションズリーグで出場権を掛ける戦いを続けている。
かつては日本のお家芸と言われたバレーボールもオリンピックでは女子が2012年ロンドン、男子に至っては1972年ミュンヘン以来表彰台に届いていない。
そもそも男子は2000年以降6大会中2度しかオリンピックに出場出来ておらず、前回東京大会も7位に終わっており女子も東京大会では10位と低迷した。
五輪後は男女共に監督の交代が成され男子はフィリップ・ブランが監督に就任。
女子は監督実績のある真鍋氏が再登板となり現在に至っている。
男子は昨年のワールドカップで2位に入り出場権を獲得。
石川、高橋や西田などの選手が注目を浴びており過去最強と呼ぶ向きもあるようだ。
しかしオールドファンにとっては男子最強はミュンヘン五輪のチームであろう。
松平監督率いるチームに森田・横田・猫田・大古・島岡・南など錚々たるメンバーが揃っていた。
当時はコンビバレー全盛で、日本のクイックや時間差攻撃などが他国に対し大きなアドバンテージを持っていたが、それが通用しなくなってしまったのが低迷の理由だ。
しかし今は前述の3人を含むチーム全体が他国のパワーや高さに負けない強さを備えてきたので本番が楽しみではある。
女子は現在行われている最終予選を兼ねるネーションズリーグで出場権を掛けている。
パリ五輪は12カ国が出場出来、現在出場権を獲得している国は、開催国フランス、ドミニカ、セルビア、トルコ、ブラジル、アメリカ、ポーランドに必ず出場出来るアフリカ最上位国の8カ国。
残る4カ国がネーションズリーグで決まる訳だ。
出場権獲得条件は予選リーグ終了時で既に出場権を獲得している国以外の世界ランキング上位4カ国。
但しアジアはまだ1カ国も出場権獲得の国がないので予選リーグ終了時にアジア最上位ランキング国は優先的に決定となる。
本日(6日現在)日本は世界ランキング6位。
中国は7位で日本はアジア最上位でもる。
日本より上位5カ国ではイタリア以外は出場を決めており、日本は2番目。
ところがランキングは試合ごとに変わるので終わって見なければ何位かわからない。
実際日本もネーションズリーグが始まる前は9位だったのが6位に浮上しているのだ。
11日から再開される残り4試合の相手は韓国、カナダ、セルビア、アメリカ。
アメリカ以外は日本より世界ランキング下位だ。
しかしランキング通りに決まらないのは今大会を見ても明らかだ。
とは言っても、今の日本の力からすれば全勝しても不思議ではなく開催も日本国内となるので、初戦の韓国戦を勝てばそのまま勢いに乗って出場権を獲得出来るだろう。
しばらくはバレーボールの熱い戦いを楽しんでみようと思う。