バレーボールネーションズリーグ女子予選第3週。
先日勝てばオリンピック出場が決まるカナダ戦で痛恨の逆転負け。
今日のセルビア戦に勝っても最終決定にはならないと聞かされていたが、試合のない昨日、他国の試合結果により五輪出場が決まるというハプニング。
出場が決まったのは嬉しい限りだが、今日のセルビア戦に勝ってこそ喜びも倍増だ。
そんな大事な戦い。
日本はカナダ戦から見事に立ち直り東京五輪銅メダルのセルビアにストレート勝ち。
出場が決まったことによる気の緩みも全くなくセルビアを圧倒した。
セルビアは必ずしもベストメンバーではなかったが、それでも次代を担う若手と銅メダルメンバーの混成。
日本はカナダ戦途中でベンチに下げられた石川選手が名誉挽回の大活躍。
サーブも鬼のような強烈なもので相手コートに突き刺さる。
キャプテン古賀選手も変わらず大車輪の活躍でチームを鼓舞。
東京五輪の怪我で不完全燃焼に終わった悔しさを晴らす大活躍だ。
さらには林選手も大当たり。
古賀・石川・林の3選手が当たっていた今日は攻撃バラエティも豊富で安心して見ていられた。
山田選手もサーブの失敗が時折見受けられるが、全体的には見事な活躍。
宮部も出場時間が長く、見事にフィット。
ベテランセッター岩崎のトス回しに応える各選手。
リベロの二人も守備で貢献。
相手のサーブ、スパイクを拾って拾って拾いまくり攻撃につなげる日本バレーでなくてはならない存在だ。
見て思うのは、とてもチーム内に活気があり雰囲気がとても良い。
厳しい真鍋監督の方針を皆が理解して、チームも間違いなく強くなっている。
明日の予選リーグ最終戦はパリ五輪オリンピックメンバーでネーションズリーグを戦う東京五輪金メダルのアメリカが相手。
今リーグ6勝5敗と今一つだが、既に五輪出場を決めている余裕か。
日本戦では全力で向かってくるはずで、少し気が早いが前哨戦と言えるのではないか。
久しぶりに全国的な盛り上がりを見せているバレーボール。
オリンピックが待ち遠しい。