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北京オリンピックの見方② 高梨沙羅選手に対する批判には反吐が出る

4年前、平昌オリンピックで高梨選手は銅メダルを獲得した。

実は日本選手が平昌で獲得したメダルで、私は高梨選手の銅メダルが一番嬉しかった。

その時の嬉しい気持ちを4年前しっかりブログに投稿している。

ソチ五輪で圧倒的な金メダル候補だった高梨。

ところが風に恵まれずまさかの4位。

3位と4位には天と地ほどの差がある。

悔しい思いしかなく、失意の4位だったはずだ。

しかし高梨選手は前を向き4年後の平昌オリンピックで銅メダル獲得。

メダルの色は金ではなかったがとても価値ある銅メダルだった。

あれから4年。

再び高梨選手はオリンピックの舞台に立った。

ただ立つだけではない。

今回も堂々たるメダル候補として高梨は帰ってきた。

しかし結果はご存知のようにまたしても4位。

試合後のインタビューでは、試合に出場できたことへの喜びを語り、サポートしてくれた周囲の人たちへの感謝の言葉を述べ、頑張りが足りなかったと結果を受け入れ、自嘲気味の言葉も発しながら団体戦で貢献することを誓い言葉を結んだ。

ソチ以降、高梨選手は多くのワイドショーに出演し、素朴で優しく他人思いの素顔を見せてくれていた。

その姿は決してテレビ用に作られた仮の姿ではなく、真実の姿だと確信するが、何故か高梨選手に対するバッシングが異常なほど多く見受けられ、それは今も続いている。

その中でもあきれて物も言えないのがメークに対する批判。

高級車を買ったことへの批判も多いと聞く。

批判の大部分は高梨選手のことを何も知らず、ただ自身の鬱憤をはらすだけの愚かな匿名投稿だと思うが、不愉快極まりなく、反吐が出る。

高梨選手もこういった批判は目に入り耳にもしてしまったことだろう。

心中穏やかでいられるはずがない。

そんな中オリンピック3回出場で全て入賞。

その価値は何物にも代えがたく、誰からの批判を受けるものではない。

オリンピックでは幾度も出場しながらメダルに手が届かなかった選手は数多くいる。

それに比べ、高梨選手には燦然と輝く銅メダルがひとつ手元にあるのだ。

そのメダルは頑張った証として形になるもので高梨選手にとっては宝物だ。

それだけでも本当に良かったと思う。

批判ばかりする輩よりはるかに多い、高梨選手を応援し続けた人たちにとって記録より記憶に残る選手だったことは間違いない。

それに、高梨沙羅さんのキャラクターをテレビ局が放っておくはずがない。

スポーツキャスターや、バラエティーのゲストとして登場することを期待する。

メディアを通じてその真摯な人間性を世に広めて、つまらぬ批判を封印して欲しい。

高梨選手も語ったようにまだ団体戦があるし、引退するとも言ってないので現役ジャンパーとして応援するが、引退後の高梨さんの動向も楽しみでしょうがないのだ。

 

高梨沙羅選手成績

〇Wカップ通算     61勝 男女通じて最多勝

〇Wカップ総合優勝   4回

〇男女通じて最年少優勝 15歳146日

〇オリンピック     平昌オリンピック 銅メダル

〇世界選手権個人戦   銀2個 銅2個 

 

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