北京オリンピックがはるか昔のように感じる。
今年の2月に行われたのが嘘のようだ。
次回の冬季オリンピックは2026年イタリアのミラノで開催されるが、まだまだ遠い先のように感じる。
私は過去サンスポの「イザ!」「ツポーツナビ」とブログを投稿させていただいたが、一番アクセスが多かったのはフィギュアスケートに関する話題だった。
はてなにお世話になってからアクセス数は激減(笑)しているが、まあ継続は力なりを信じてこれからも投稿するつもりだ。
今回久々のフィギュアスケートネタである。
既に2022~2023シーズンも始まっており、GPシリーズも3戦を消化した。
オリンピックが終わり、そうでなくても新旧交代の年なのに、今季は羽生結弦選手の競技生活引退、ロシア勢の不参加なども重なり、さらには採点基準の大きな変更もある。
さらにさらにシニア年齢制限の引き上げが段階的に導入され、ミラノ五輪では17歳以上でなければ参加さえ出来なくなる。
これがもっと早くに導入されていたら、ザギトワの優勝はなかったことになり、北京五輪で物議を呼んだワリエラも参加出来なかったことになる。
正に新時代の到来と言えるだろう。
そんなオリンピック年の翌シーズン。
GPシリーズ3戦の結果をおさらいしてどんな選手が活躍しているのか見てみよう。
まず北京五輪男子金メダリストネイサン・チェンはエントリーすらしていない。
ジェイソン・ブラウンやビンセント・ショウも同様だ。
その他にも女子で宮原知子、アリサ・リュウ、マライア・ベルの引退。
特にアリサ・リュウの引退は驚いた。
それに何と言ってもロシア勢が不出場なのはあまりにも大きい。
嬉しいニュースとしては紀平梨花が2年ぶりに帰って来たこと。
まだ本調子ではないが、今はリンクに戻ってこれただけで大きな前進だ。
男子では北京銀メダルの鍵山優真が故障のため欠場。
幸い全日本には間に合うようなのでまずは一安心だ。
こうして男女の参加メンバーを見ると、女子は坂本花織、男子は北京銅、世界選手権金の宇野昌磨がGPファイナルを制する可能性が最も高い。
ここまでの3戦の結果(1~3位)を以下に掲げる。
■初戦:スケートアメリカ
女子
優勝:坂本花織 2位:イザボー・レヴィ―ト(米)3位:アンバー:グレン(米)
男子
優勝:イリア:マリニン(米)2位:三浦香央 3位:チャ・ジュンファン(韓)
■2戦:スケートカナダ
女子
優勝:渡辺倫加 2位:スター・アンドリュース(米)3位:ヨン・ユー(韓)
男子
優勝:宇野昌磨 2位:三浦香央 3位:マッテオ・リッツォ(伊)
■3戦:グランプリ・ド・フランス
女子
優勝:ルナ・ヘンドリックス(白)2位:キム・イエリム(韓)3位:住吉りおん
男子
優勝:アダム・シャオ・イムファ(仏)2:山本草太 3位:友野一希
新たな顔ぶれが多いのと日本選手が必ずどこかに顔を出している。
2戦連続2位の三浦選手は早くもファイナル当確だ。
宇野、山本、友野は次戦NHK杯で激突するが、宇野は間違いないだろう。
ついで山本も2位以内に入れば当確だ。
友野も優勝すればファイナルのチャンスが広がる。
女子も坂本は余程のことがない限りファイナル進出間違いない。
渡辺も坂本とNHK杯で対戦するが、5位以下に落ちない限り間違いない。
他にも日本勢はフレッシュな顔が多く、今季については男女ともに日本勢がフィギュアスケート界を牽引していくだろう。
それだけは間違いない。