男女シングル出場選手
男子(世界ランク順・10月29日現在:今季GPシリーズ獲得ポイント)
- 羽生結弦(日本) 3位 初戦
- ミハイル・コリヤダ(ロシア) 4位 初戦
- オレクシイ・ビチェンコ(イスラエル) 7位 0P
- ボーヤン・ジン(中国) 8位 初戦
- 田中刑事(日本) 18位 初戦
- ミハル・ブレジナ(チェコ) 23位 13P
- アレクセイ・クラスノジョン(米国) 25位 初戦
- チャン・ジュンファン(韓国) 26位 11P
- アレクセイ・エロホフ(ロシア) 37位 初戦
- ヴァルター・ヴィルタネン(フィンランド) 60位 初戦
- フィリップ・ハリス(イギリス) 70位 初戦
- アンドレイ・ラズキン(ロシア) 71位 初戦
女子(男子と同じ)
- アリーナ・ザギトワ(ロシア) 3位 初戦
- カロリーナ・コストナー(イタリア) 8位 初戦
- 坂本花織(日本) 9位 13P
- スタニスラワ・コンスタンチノワ(ロシア) 16位 初戦
- 本郷理華(日本) 19位 初戦
- 白岩優奈(日本) 21位 初戦
- ルナ・ヘンドリックス(ベルギー) 24位 0P
- ニコル・ショット(ドイツ) 26位 初戦
- エミー・ペルトネン(フィンランド) 31位 初戦
- ヴィヴェカ・リンドフォース(フィンランド)40位 初戦
- アンジェラ・ワン(米国) 50位 初戦
- ダリア・パネンコワ(ロシア) 103位 0P
第3戦の見どころ
オリンピック男女シングルゴールドメダリストが主要大会で揃って出場するのは26年ぶりとのこと。
如何にフィギュアスケート選手の消耗度が激しいかがわかります。
モチベーション低下もあるでしょうが、故障との闘いという側面も大きいでしょう。
今回、羽生とザギトワが揃い踏みとなりますが、現在の状態は果たしてどうでしょう。
ザギトワは明らかに身長が伸びて、ロシア選手の多くが苦労する体形変化によるスランプが心配されるところですが、シーズンに入り全くその気配が見られません。
もちろんシーズンは長く、何が起こるかわかりませんが、女王の座はさらに盤石となる可能性が高いと思います。
対して男子金メダリスト羽生は、滑って見ないと何とも言えません。
平昌の金メダルは奇跡と言っても過言ではありませんでした。
足の故障を抱えたあの状態では演技が出来ただけでも奇跡。
それなのに金メダル、オリンピック2連覇の偉業。
羽生ならではの精神力、集中力と陣営のち密な作戦が奇跡を呼びました。
本来ならば燃え尽き症候群に陥っても何ら不思議ではありません。
それがクワドアクセルを本気で跳ぼうと考えているふしがある。
おそらく足の故障は完治していない・・・どころか、もう元の状態までは戻らない可能性が高いです。
リンクの上ならたとえ足が折れても本望。
今の羽生は北京のことは脳裏になく、いつ滑れなくなっても構わないと思っている気がします。
見ていて怖さを感じます。
もう無理をしすぎないで欲しい。
そう思います。
坂本花織が早くもGPシリーズ2戦目。
ファイナル出場に王手をかけたいところです。
初戦スケート・アメリカで2位の13ポイント獲得。
ここは何としてでも2位以上を狙いたい。
2位ならほぼ確定。
1位なら100%大丈夫。
3位になった場合、2位、3位地獄に落ちてしまう可能性があります。
(2位、3位の24点より1位、4位の24点が上位)
なかなか骨っぽいメンバーが揃っていますが、1戦消化して身体が動くメリットを活かして思い切り滑ればおのずと好結果がついてくると思います。
男子は女子以上に混戦。
結果は全く予断を許しません。
いまやロシア男子エースのコリヤダ、初戦2位ブレジナ3位のチャン・ジュンファン。
これに羽生がどういった演技を見せてくるのか。
日本男子第3の男を友野と争う田中刑事は輝けるのか。