トロロッソ・ホンダ今季成績
早いもので今季のF1も残り2戦。
今年からパートナーとなったトロロッソ・ホンダのここまでの成績を振り返ります。
ガスリー ハートレー
- 第1戦 オーストラリア リタイア 15位
- 第2戦 バーレーン 4位 17位
- 第3戦 中国 18位 20位
- 第4戦 アゼルバイジャン 12位 10位
- 第5戦 スペイン リタイア 12位
- 第6戦 モナコ 7位 19位
- 第7戦 カナダ 11位 リタイア
- 第8戦 フランス リタイア 14位
- 第9戦 オーストリア 11位 リタイア
- 第10戦 イギリス 13位 リタイア
- 第11戦 ドイツ 14位 10位
- 第12戦 ハンガリー 6位 11位
- 第13戦 ベルギー 9位 14位
- 第14戦 イタリア 14位 リタイア
- 第15戦 シンガポール 13位 17位
- 第16戦 ロシア リタイア リタイア
- 第17戦 日本 11位 13位
- 第18戦 アメリカ 12位 9位
- 第19戦 メキシコ 10位 14位
ドライバーズポイントはガスリー29P、ハートレー4P。
コンストラクターズは33Pで10チーム中9位。
はっきりいって物足りない成績です。
あれだけレッドブル陣営から非難されているルノーでも、ワークスチームは114P。
ホンダの当面のライバルはポイントでは、はるか先を行きます。
大きく差を付けられています。
レッドブルのダニエル・リカルドが来季ルノーに移籍する理由について私は、結局のところリカルドがホンダエンジンを信用していないのが一番の原因と思っています。
しかしホンダPUが進化しているのも事実。
今季ホンダPUは昨年と違いほとんど壊れていません。
満を持して投入したスペック3は明らかにパワーの向上が見られ、その実力は誰もが認めているようです。
ところがフリー走行に初めて投入したロシアGP以降得たポイントは3Pのみ。
なかなか評判と結果がリンクしません。
もちろん、決勝でスペック2に戻したり試行錯誤を繰り返しているのでやむを得ませんが、評価は決勝で結果を残してなんぼ。
そういう意味ではちょっとストレスがたまります。
残り2戦の戦い方
残るは11月に行われるブラジルとアブダビの2戦を残すのみ。
現在のレッドブル陣営の状況をまとめると。
- 来季ホンダはレッドブルとトロロッソ2チームにエンジンを供給
- レッドブル、ダニエル・リカルドはルノーに移籍
- これによりレッドブルのドライバーはフェルスタッペンとガスリーに決定
- トロロッソはダニール・クビアトが復帰、残り1シートは未定。
ブレンドン・ハートレーの契約については流動的でした。
個人的には残って欲しかったんですが、どうやらシートを失うのは確実です。
メキシコは彼にとって最後のチャンスでした。
予選Q1で10番手だったハートレーですが最後のアタックで伸びず14番手。
決勝では、よりによって最後尾からスタートしたガスリーが10位入賞。
ハートレーは14番手スタートで12位(ペナルティーで5秒かさんで14位確定)。
この結果では来季シート獲得は難しいでしょう。
残念です。
残り2戦、ホンダとしてやるべきことはスペック3の安定化。
それにより決勝レースで両ドライバーのダブル入賞を目指す。
結果ザウバーを再逆転する。
トロロッソ・ホンダはロシア以降、来季に向けてペナルティ覚悟で戦略的PU交換を行っています。
それは来季への布石でもありますが、今季に結果を残すためでもあります。
終わり良ければ全てよし。
スペック3がルノーの現スペックより優れていることを証明して欲しいです。
それにより来季のエンジン開発に勢いが付き、よりポジティブにな気持ちで臨むことが出来ます。
レッドブルの期待は大きい。
しかしレッドブルの過去を振り返ると、正に信賞必罰。
成績が悪ければ容赦なく切り捨てる。
コメントも各チームの中で最も辛辣です。
それは最近のルノーに対するレッドブル勢の発言を見ても明らかです。
期待が大きいだけに(考えたくはないですが)それを裏切る結果だった場合・・・。
ホンダにも容赦ない言葉が発せらることになるでしょう。
そのためにもまずは残り2戦結果を残すことはとても大切です。
かつてホンダエンジンを搭載したウィリアムズがシーズン最終の3戦を3勝して、翌シーズンからの躍進に繋げました。
現状表彰台は難しいですが、ミッドフィールド勢トップを目指して欲しい。
陣営もそこを目標にしているでしょう。
結果がついてくることを願います。