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フィギュアスケート2019/2020GPシリーズ男子エントリー 今年も3強?それともネイサン・チェン1強?

10月18日から始まるフィギュアスケートグランプリシリーズ。

出場選手エントリーが発表されました。

今年は2年ぶりに中国杯が復活しNHK杯が最終戦となるスケジュール。

僅か1カ月で6戦を消化するので始まったらあっという間です。

オリンピック翌年だった昨シーズン。

メダリストの内ハビエル・エルなんですがフェルナンデスが引退。

金の羽生結弦、銀の宇野昌磨にSP失敗で5位に終わったネイサン・チェン。

この3人が全6戦の内2戦ずつ優勝を分け合ってファイナル進出を決めました。

ここに完全なる3強状態が出来上がった・・・はずでした。

ところがご存知のように羽生がロステレコムのフリー公式練習中に靱帯損傷。

フリーでは何とか滑り終えて優勝したものの、その代償は大きく世界選手権はぶっつけで挑むことになりました。

その世界選手権では3強の一角、宇野昌磨も足首の捻挫の影響からか精彩を欠き、優勝は全てのジャンプを完璧に決めたネイサン・チェン。

羽生結弦は4カ月ぶりの実戦ながら鬼気迫る演技を見せてくれるもチェンに及ばず銀。

宇野は3位も確保できず、アメリカのヴィンセント・ジョウが銅メダルに輝きました。

北京五輪まで3年。

昨シーズンのGPシリーズ時点では確実に3強状態を形成していたチェン、羽生、宇野が今年も果たしてその座を守れるのか。

ヴィンセント・ジョウ、ボーヤン・ジンなど次に位置している選手達の台頭成るか。

昨シーズン女子の紀平のような、まだ見ぬホープが現れるのか。

来シーズン以降の流れをある程度決定づけるシーズンとなるのは間違いありません。

前回の女子に続いて今回は男子について。

主な出場選手は以下の通りです。

 

第1戦 スケートアメリカ

ネイサン・チェン、ジェイソン・ブラウン、ボーヤン・ジン、ドミトリー・アリエフ、チャ・ジュンファン、ミハル・ブジェジナ、島田高志郎、友野一希

第2戦 スケートカナダ

羽生結弦田中刑事、ナム・グエン、マッテオ・リッツォ、ミハエル・コリヤダ、アンドレイ・ラズキン

第3戦 フランス杯

チェン、宇野昌磨セルゲイ・ボロノフ、アレクサンドル・サマリン、ケヴィン・エイモズ

第4戦 カップ・オブ・チャイナ

ヴィンセント・ジョウ、ジン、ハン・イエン、リッツォ、田中、ジュンファン、ラズキン

第5戦 ロス・テレコム

宇野、友野、ジョウ、アリエフ、サマリン、グエン、ブジェジナ

第6戦 NHK杯

羽生、山本草太、コリヤダ、ボロノフ、ブラウン、エイモズ

 

日本勢は女子に比べて寂しい状況。

羽生、宇野に続く選手が正直いません。

ワールドスタンディングを見ても2位宇野、4位羽生に続く日本勢は18位に田中19位に友野、33位に島田という状況です。

10位以内に4人、30位以内に8人がランクインしている女子に比べて層の薄さが際立ちます。(6月24日現在)

トップ二人にも怪我の影響が心配。

特に羽生については激戦の勤続疲労により足はガラスと化しています。

今季クワドアクセルの挑戦を公言してきましたが、正に諸刃の剣。

しかし昨シーズンの世界選手権ではっきりしたことがあります。

現在のプログラムを共にノーミスで演じきった場合、演技構成点の優位性をもってしても羽生はチェンに届きません。

この現実はかつてソチ直前にパトリック・チャンが羽生に対して「悪魔のようだ」とつぶやいた時の状況に酷似しています。

羽生は過去次々と訪れた試練に立ち向かい克服してきました。

世界選手権、目の前でチェンの完璧な演技を見せつけられた羽生。

心の中で青い炎がメラメラと燃えているのは間違いありません。

北京を目指しつつ、足が壊れるリスクを恐れず高みへの挑戦を辞めない覚悟で今季も臨むのでしょう。

宇野も勝負に出ました。

樋口美穂子コーチの元を離れ海外に拠点を移す決断。

正式決定ではない物のエテリ・トゥトベリゼに師事する動きを見せています。

怪我の回復具合は気になりますが、飛躍を求めて新天地を求めるのは大賛成。

天井が開く可能性が大きくなりました。

おそらく今シーズンは怪我などの心配がないネイサン・チェンがさらに磨きをかけてくると思われ、昨年の3強状態から1強になってしまう可能性も否定できません。

羽生が絶対王者の称号を取り戻せるのか。

宇野がブレイクスルーでチェンに待ったをかけるのか。

女子に比べて男子は上位数選手の壁が厚く、全体的な層が薄くなっている印象。

北京への展望は今シーズンが終わらないと何も見えてこないでしょう。

男子はいろんな意味で注目です。

 

 

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