史上最高のメンバーと言われた男子100メートル。
主役は何と言っても今季2度9秒台を叩き出したサニブラウンですが、山縣亮太を除くトップ選手が勢ぞろいして盛り上がりました。
今回のファイナリストで過去5年間の決勝に駒を進めた選手は、ケンブリッジ飛鳥が5度、桐生祥秀が4度、サニブラウン、多田修平が3度、小池祐貴、川上拓也が2度。
さらに200メートルのスペシャリストでリレーメダルメンバー飯塚翔太に急激に力を付けてきた坂井隆一郎。
山縣の欠場は残念ですが、サニブラウン、ケンブリッジ、多田、桐生の4名は一昨年に続き2度目の対決で、9秒台決着が期待されたのも無理はありません。
結果は。
優勝はサニブラウンで10秒02
2位に桐生が粘り込み10秒16。
3位が小池10秒19。
多田は10秒29で5位、ケンブリッジはまだ完全ではないのか10秒33の8位。
サニブラウンの圧勝でした。
スタートはごく普通。
しかし50メートル付近で早くも先頭に立ち、あとはゴールまで差が開く一方でした。
2位の桐生との差は0秒14。
走りが違いました。
一昨年の初優勝時も後半の伸びで2位に0秒11差。
力強さと柔らかさを兼ね備えた走りは他の選手とは一味違います。
記録の伸びも凄い。
2015年の日本選手権で2位に入りましたがタイムは10秒40。
4年で0秒42タイムを縮めて日本新記録を達成したことになります。
まだまだ伸びしろは充分にありそうです。
ただ今回のレースは、あまりにもサニブラウンが強すぎて他の選手が不甲斐なく見えてしまいました。
もっとハイレベルな、ゴールまで競ったレースを期待していましたが残念ながらそうはなりませんでした。
今日のレースを見る限り、リレーは別にして100メートルの個人戦はサニブラウン以外は期待出来ないように感じてしまいました。
他の選手の奮起を期待したいです。
明日からは200メートル。
こちらもサニブラウンが抜けていますね。
日曜の決勝では100以上に日本記録が期待できそうです。
ではまた。