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PARIS 2024  陸上競技日本代表内定者51人を発表 ボーダーラインの選手にもまだ可能性あり

パリ五輪の陸上競技日本代表内定選手が発表された。

先日行われた日本選手権で、標準記録をクリアした上で優勝した選手は既に内定が出ていたが、今回ワールドランキング上位の選手で出場が認められた選手についての発表があり、総勢51名の代表選手が出揃った。

五輪では各種目ごとに出場選手枠が決まっており、今年6月30日時点でのワールドランキングで出場選手枠内のランキングに入っていることが参加標準記録を突破出来ていない選手にとって代表入りの条件になっていた。

例えば、男子400mは今回フルエントリー(3人)が成った訳だが、日本選手権で優勝した中島佑気ジョセフ選手は参加標準記録(45秒00)を突破出来ていなかった。

参加標準をクリアしていた選手は佐藤風雅選手と佐藤挙太郎選手の二人。

しかし風雅選手は2位、挙太郎選手は決勝レースを棄権していた。

そのため選手権当日の内定はなかったが、400mの出場枠48に対して、挙太郎選手がランキング27位、風雅選手34位、そして中島選手も43位と48番以内に入っていることが確定したため3選手の代表入りとなった訳だ。

また女子100mハードルでは、準決勝で参加標準を突破した福部真子選手が決勝でも1位となり即内定となっていたが、決勝で2位だった田中佑美選手も参加標準は突破していないが、ランキングで、参加枠40に対して39位となり嬉しい代表入り。

逆に女子100m、200mを制した君島選手はワールドランキングにおいて、それぞれ100が参加枠56に対して72位、200が参加枠48で、君島はランキング対象期間内で200を走ったのが日本選手権のみということもありランキング外。

従って五輪の代表入りは成らなかった。

惜しいのが女子走り高跳び棒高跳び

前者は日本選手権優勝の高橋渚選手が出場枠32の34位。

後者は同じく選手権優勝の諸田実咲選手が出場枠32の33位。

さらに女子5000mの廣中璃梨佳選手が出場枠42の43位。

この3人は出場枠内ランキングの選手で辞退者が出た場合、繰上げ代表入りの可能性が残されている。

4年に1度の大舞台。

参加することに異議があるオリンピック。

若い選手は出場することで大きく成長することもある。

ボーダーラインの選手たちには朗報が届くことを願う。

 

尚、ワールドランキング(Road to Paris24)は以下から参照できる。

↓  ↓

worldathletics.org

フィルターで種目を選び、日本選手だけのランキングを見るならば、CountriesでJapanを選ぶと日本選手の、国を選ばなければ全体の最新ワールドランキングが見られる。

フィルターの下のEntry number:の横の数字が出場枠。

 

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