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大相撲 令和6年秋場所 幕内優勝大の里 十両優勝尊富士 貴景勝引退 時計が動き出した

大相撲秋場所が終わった。

幕内優勝は関脇大の里。

13勝2敗と優勝に相応しい成績だ。

これで大関は2万%確実。

デビューから僅か9場所。

通算戦績90勝29敗の勝率7割5分6厘のハイアベレージ。

先場所こそ初日から4日目までに3敗を喫し、心配されたが勝越し。

今場所は、先場所に見せた脆さも消えて、強い相撲を取り切った。

大関昇進に文句をつける輩は存在しないだろう。

来場所以降、立合いからのスピード、圧力に磨きがかかれば手が付けられなくなる。

1年以内に横綱にならなければ嘘だ。

照ノ富士の引退がいよいよ近づいていると認識させられた今場所。

本来チャンスと見て頑張らなければならない両大関が共に8勝7敗。

琴櫻は9日目以降2勝5敗の体たらく。

受けに回る相撲が多く、恵まれた身体を活かしきれていない。

今の相撲を取り続けるならば、綱への道は遠い。

少し迷いがあるのではないか。

どんどんと前に出る相撲を取って欲しい。

大関に比べたら、霧島の方に見応えがあった。

怪我などの影響もあって大関を陥落したが、これなら大関復帰は近い。

期待している力士なので、再度綱を目指して欲しい。

どうしても触れなければならないのが、十両優勝の尊富士。

春場所の優勝は記憶に新しいが、その場所の怪我で十両陥落。

しかし、今場所はテーピングもなく復活したと思ったらいきなり13勝2敗で優勝。

先ほど大の里の成績を記したが、尊富士のそれは、84勝13敗(1不戦敗含む・他に27休場)で出場機会だけで見ると勝率8割7分5厘のとんでもないアベレージ。

九州場所での幕内復帰が成るかは微妙だが、すぐに上位に戻ってくるのは間違いない。

大の里、尊富士に共通するのはスピード。

大の里は90勝の内、押し出し38勝、寄り切り25勝。

尊富士は84勝の内、押し出し36勝、寄り切り33勝。

立ち合い一気の相撲で、相手力士に相撲を取らせる暇を与えない。

両力士、組んでも強いので、盤石。

この二人が極めて近い将来、東西横綱として並び立つのは間違いないように思う。

その他の力士では、前述の霧島以外に、復活の若隆景とおそらく三役復帰すると思われる兄若元春の活躍。

来場所関脇に復帰確実の大栄翔、二場所連続10番勝って再び上昇気配の正代。

遅咲きで頑張る美ノ海、連続出場の記録を塗り替えた玉鷲、べテラン錦木、高安、宝富士の二桁勝利(高安は千秋楽の相撲が心配)。

幕内上位で踏ん張る熱海富士に、相変わらず場内をわかす宇良等々が印象に残った。

また定年を迎えた38代木村庄之助も、無事に土俵を勤めあげ、千秋楽ではいつも以上に気合の入った掛け声だったように思った。

また元大関貴景勝の引退は寂しいが、立派な決断だった。

28歳と確かにまだ若いが、長く大関を務め、4度の優勝も飾り、満身創痍の状況。

その潔さは見事だった。

今場所はこのように確実に新時代の幕が開いたような印象で、長らく止まっていた時計がいよいよ動き出した。

そう言える場所だったと思う。

来場所は1年納めの九州場所

番付発表10月28日、初日11月20日、千秋楽11月24日だ。

 

※文中の数字は相撲レファレンスを参照させていただきました。

 

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