1年で一番暑い名古屋場所。
各力士の熱い戦いを見たいところだが、上位陣がどうもいけない。
そんな場所がもうどれくらい続いているんだろう。
いつまで経ってもひとり横綱状態。
その横綱もほとんど休んでいる状態。
休むのも横綱の特権と許容していたが、これだけ多いとさすがに問題だ。
なのに絶好の綱取りチャンスを活かせない大関陣。
幕内に入ってから好成績を残す若手力士が、必ずと言って良いほど怪我をして足踏み。
名古屋場所も完全な状態で臨めそうになく、無理すればさらに状態悪化もあり得る。
昨年名古屋場所で旋風を巻き起こした伯桜鵬も怪我で幕下まで落ちた。
復帰以降コロナ休場もあり、勢いは影を潜めている。
朝乃山も先場所三役復帰の場所で全休。
再び前頭12枚目まで番付を落とした。
過去には、遠藤も貴景勝も高安も若隆景も・・・。
身体の大きい力士にとって怪我は命取りだ。
とにかく怪我が多過ぎる。
そういった中で表立った怪我がない琴櫻と大の里の両力士に期待が集まるのは当然だ。
大の里は優勝すれば確実に、準優勝でも13勝以上上げれば大関昇進だろう。
例え上記条件を満たさなくても、10~12勝なら秋場所で大関昇進がかかる。
怪我さえしなければ。
琴櫻は先場所の相撲内容が問題。
11番勝って何とか形は整えたが、綱を狙うには物足りなかった。
しかし、力士の顔ぶれを見て綱取りの可能性があるのはこの両力士のみだ。
以前から綱候補として、ここに何人か力士名を掲げてきたが実に残念な状況。
横綱照ノ富士も現状出場する見込みだが、もし今場所途中休場するようなら、それは即引退につながる。
何かネガティブなことばかり書いてしまったが、それらも含めて名古屋場所で私が注目するポイントは。
・琴櫻の相撲内容
・照ノ富士の進退
・大の里場所後の大関昇進成るか
・貴景勝9度目のカド番を乗り越えられるか
・霧島10番勝って大関復帰なるか
・若隆景幕内復帰場所の相撲内容
・大栄翔小結復帰で大関再チャレンジ
・熱海富士今度こそ新三役昇進の星を挙げるか
・尊富士、伯桜鵬の状態
・阿炎、高安、朝乃山の成績
名古屋場所は14日初日。
見るべきポイントは多い。
新旧交代へのうねりがやってくるのか。