影無茶のスポーツ24/7

ルール知らなくても面白く読んでいただけることを目指します

パリ五輪代表選考会を兼ねる陸上日本選手権が始まった

毎年この時期に行われる陸上の日本選手権。

今年は4年に1度のオリンピック選考会を兼ねる大会だ。

五輪代表内定への道は二つ。

まず、陸上国際競技連盟(WA)が定める出場人数枠内のランキングに入っているか。

もうひとつは陸連が定める五輪参加標準記録をクリアして日本選手権優勝だ。

既に代表選考会が行われた競技や、標準記録を突破した上で昨年の世界陸上に入賞してたりで内定済みの選手もいるが、ほとんどの選手はまだ決定していない。

なので、五輪の年の日本選手権は例年にも増して緊張感あふれる戦いとなる。

昨日の初日、いつも雨の中でレースが行われる印象だが珍しく天候に恵まれた。

女子1500メートル予選に田中希実選手やドルーリー朱瑛里選手が出場。

共に決勝に進んだが、田中選手は今回1500以外に5000と800にもエントリーしており、連日予選に決勝に大忙しとなるスケジュール。

そんな中今大会初の走りとなった1500予選だが、最初は後方から追いかける展開。

1週目と2週目はイーブンだったが、1週目後ろから2番目あたりを走っていたのに、2週目では早くも3番手に付ける展開。

田中自身は同タイムで走っているが、ひとりだけ高性能エンジンで走ってるようだ。

3週目に入ると先頭に立ち、あとは独走。

最後は初走としては好タイムの4分8秒16で余裕の通過。

都道府県駅伝で水星の如く現れ、その後も順調に成長しているドルーリー朱瑛里選手も予選1組で6位に入り決勝に進んだ。

女子100メートルでは大会3連覇を目指す君嶋愛梨沙選手が決勝に進出。

見た感じでは負ける要素がなく決勝で参加標準にどこまで迫るかが焦点(自己ベスト11秒36:参加標準11秒07)

女子走り高跳びは高橋渚選手が優勝。

しかし自己ベストに挑んだ1m90は跳べなかった。

1m87までは全て1回でクリアしており、いけるかと思って見ていたが硬くなってしまったようだ。

あとはWAランキングで走り高跳びの出場枠32人までの順位に入るかだが、現在35位で次に出る大会でランクを上げられれば望みはあるので頑張って欲しい。

男子3000m障害は既に三浦龍司選手が内定済み。

この種目は標準記録より日本記録が上回っており、三浦選手は出場しなかったが、ランキングで三浦に次ぐ27位で出場枠に入っている青木選手が安定した走りで優勝。

オリンピックに大きく近づいた。

今日以降も次々と決勝レースが行われ、1カ月と少しに迫ったパリ五輪の出場選手の全貌がいよいよ見えてくる。

解説陣も、福島千里さんや高平慎士さん、小林祐梨子さんなどレジェンド達も揃い、見逃せない4日間だ。

 

kagemucya.hatenablog.com

 

kagemucya.hatenablog.com

 

kagemucya.hatenablog.com

 

kagemucya.hatenablog.com