大相撲秋場所が終わった。
優勝は平幕の玉鷲。
序盤をリードした北勝富士も平幕。
結果も2場所連続で平幕力士が優勝することとなった。
今年になって大関の優勝はゼロだ。
大関は2力士が負け越し。
カド番だった御嶽海は関脇に陥落。
正代は4勝11敗と何をか言わんやという成績。
正代を応援するファンには申し訳ないが、大関在位12場所で5度目のカド番とはどういうことか。
今年は初場所からカド番と勝越しを繰返しており大関の権威を落とす一方だ。
かろうじて貴景勝が二桁勝って面目を保った。
その貴景勝も怪我の後遺症からか、かつてほど前に出る勢いが見られない。
物議を醸した北勝富士戦での変化は記憶に新しい。
勝っても文句を言われる大関。
正に大関は辛いよ状態だ。
こんな大関陣を見ている下位力士は大関になるより平幕をいったりきたりして、一度小結、関脇を経験するくらいの方が楽と思っているのではと訝ってしまう。
強い大関の復活を目指して正代には頑張ってもらわないと困る。
それにしても玉鷲は強かった。
37歳とは思えない身体の張り。
前へ前へと圧力をかけて相手力士を守勢一方にする相撲内容は力強さに溢れていた。
玉鷲は連続出場を続けており(先場所の休場はコロナ禍によるもので連続は継続中)体の張りは日頃の精進の結果だろう。
これで幕内通算戦績が5割に満たないのは信じられず、玉鷲に限らず好成績を続けることが出来ない力士が多い大相撲の現状をあらわしていると思う。
朝乃山はまさかの6勝1敗。
来場所の十両復帰は成らなかったが、一年納めの九州で優勝して、新しい年を復活元年としてもらいたい。
霧馬山は確実に力を付けている。
小結で9勝6敗。
怪我もなく、このまま順調に上を目指して欲しい。
こおのところ全体的に相撲内容は熱戦が多く、見てて面白い。
しかしファンが求めているのは強い横綱が誕生することだ。
それもひとりではなく、かつての栃若や柏鵬、北玉、輪湖時代や貴乃花、曙などライバル力士の存在が場所を盛り上げる。
照ノ富士は頑張っているが足はほぼほぼ限界だろう。
大関があの調子であり、まだまだ横綱誕生には時間がかかりそうだが、来年には綱取りの足掛かりをつかむ力士がはっきりと見えてくるような状況となることを期待したい。