1年納めの九州場所が終わった。
大関霧島。
新大関の場所でいきなり休場して心配したが今場所の相撲を見る限り心配ない。
今から3年前2020年春場所で初めて霧馬山の存在に気づき将来の横綱候補と思って見てきたが本当に力をつけた。
相撲は四つに組んで力を出せる力士が強い。
しかし現在の相撲は突き押し相撲全盛で四つに組めなかったときに力を出せなければ上位に留まれない。
逆に突き押しだけでは限界がある。
大関を保つことさえも困難だ。
霧島は基本四つ相撲だが(4分の1が寄り切り)突き押しにも十分対応できる。
押し出し、突き出し、突き落としでも多くの勝ち星を挙げている。
ようするにオールマイティなのだ。
ようやく本人に欲も出てきたようだし初場所は綱とり場所になるが、かなり高い確率で74代横綱に昇り詰めるだろう。
来年は大相撲も新旧交代が一気に進みそうな雰囲気。
筆頭は琴ノ若となるが、朝乃山もまだまだ見限ることはできない。
新入幕から2場所連続優勝争いに絡んだ熱海富士。
同じく新入幕から3場所連続勝ち越しの豪ノ山。
怪我で今は休場中だがデビュー3場所で入幕しいきなり11勝の伯桜鵬。
湘南乃海も頑張っている。
ベテラン・中堅勢の大栄翔、高安、北勝富士、宇良、玉鷲あたりも黙ってはいない。
当然、阿炎、若元春はもっと頑張ってもらわないといけない。
新旧激突による見応え十分の土俵が見られるのではとワクワクする次第だ。