影無茶のスポーツ24/7

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全日本フィギュアの衝撃その2:羽生結弦・壁を越え続ける割れない卵

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

羽生にとって激動の1年が過ぎました。

森内から名人位を奪還・・・。

ちゃうやん、それ将棋の羽生さんや・・・って正月からオヤジギャグ(ギャグにもならんって?)ですいません。

羽生結弦の2014年は激動と呼ぶに相応しいものでした。

ソチオリンピック金メダル。

世界選手権も優勝。

国民的英雄として、オフも関係ない忙しさ。

迎えた2014-2015シーズン。

GPシリーズカップオブチャイナでの大アクシデント。

それを乗り越えてファイナル制覇。

身体の不安を感じながら全日本も次元の違う強さで圧勝。

その不安は結局尿膜管遺残症という形で表面化し、手術で2週間入院、1か月の安静という代償を払う事になりました。

そんな状況の中でも結果を残し続ける羽生結弦

何という男でしょう。

彼の言葉、行動、そして結果を残すということ。

羽生の生きざまというのがわかってきました。

あの天使のような笑顔からは想像もつかない桁違いな自分への厳しさ。

負けず嫌いと言う単純な言葉では説明できない彼の強さです。

他の選手が弱さ、甘さをみせてしまう事に対して羽生は表面には出さずとも、実は許し難いと思っているはずです。

人に厳しく自分にはそれこそ究極に厳しい。

それが羽生結弦でしょう。

全日本で羽生のコンディションはベストには程遠い状態でした。

過程や原因がどうであれ、そのような状態になってしまった自分が許せない。

時折見せる恐ろしい目つきはそんな自分に対して向けられているのでしょう。

それを絶対に言い訳にしない。

負けた時の逃げ場にしたくない。

だから勝つしかない。

それが彼のプライド。

実際あんな状態で全日本を圧勝するんですから、国内で羽生を超える選手はいないですね。

「壁の先には壁しかない・・・」

どんな壁が目の前に立ちはだかっても、割れずに対応して乗り越えて行く卵。

私はGPシリーズは休養した方が良いと書きましたし、世界選手権も本当なら無理だと言いたいです。

しかし彼は出場してくるんでしょうね。

そして結果を出す。

それが羽生の生きる道。

もう誰も羽生には追いつけません。