影無茶のスポーツ24/7

ルール知らなくても面白く読んでいただけることを目指します

先週の巨人(6月11日~16日) 交流戦8勝9敗1分が現在のチーム力を表している

5月28日から行われていた交流戦が終わった。

巨人は前半3カードで6勝3敗と順調に勝ち星を挙げて今季最大5迄貯金を増やした。

ところがそこから6連敗と大ブレーキで一気に借金生活。

その後日本ハム3連戦を何とか2勝1分として再び貯金を作ることが出来た。

しかし交流戦最終成績は8勝9敗1分と1点負越しという結果。

点数は取れるようになったが、投手陣がそれ以上に点を取られる試合が重なった。

どうもいけない。

これを投打のバランスが悪いと呼ぶ。

これが現在の巨人の実力なのだろう。

同リーグの戦いだと3チームが勝てば必ず3チームは負ける。

なのでゲーム差は均一に広がったり縮まったりする。 

ところが交流戦は1チームだけ勝って他の5チームが敗れたり、その逆もあったりで、1球団だけ抜け出したり、試合結果によってはゲーム差が全く変わらないこともある。

今回リーグ上位の阪神、広島、巨人の内、広島だけが勝越した。

いつのまにか広島は貯金7となり一歩抜け出した。

逆に交流戦前に貯金6だった阪神は4つ貯金を減らしてしまった。

昨日の日本ハムの自滅によるサヨナラ勝ちは大きかった。

この勝利で阪神は貯金が2。

一時5割ジャストまで成績を落としたが、そこから持ち直し傾向だ。

巨人は逆に交流戦に入って調子を上げ、一時今季最大5まで貯金を増やしたが失速。

結局交流戦開始前から貯金を1減らす結果に。

下位のDeNA、ヤクルトが勝越しており、セリーグはますます混戦模様だ。

先週の巨人(2勝3敗1分 今季通算31勝30敗5分)

スコア

6月11日  対楽天 6対7 ●

6月12日  対楽天 4対5 ●

6月13日  対楽天 0対3 ●

6月14日  対日本ハム 7対2 ○

6月15日  対日本ハム 2対0 ○

6月16日  対日本ハム 3対3 △

打撃成績上位

泉口      20打数7安打 打点3 .350 .207

ヘルナンデス  24打数8安打 打点1 .333 .342

萩尾      13打数4安打 打点2 .308 .222

岸田      21打数6安打 打点2 .286 .274

吉川      23打数6安打 打点3 .261 .271

週間チーム打率   207打数48安打 .232 .232

※赤字は今季通算打率  

投手成績

6月11日 :山崎   7回0/0 自責1 防1.57 :1回2/3 自責5

6月12日 :堀田   2回2/3 自責5 防2.70 :5回1/3 自責0

6月13日 :井上   5回2/3 自責1 防3.74 :2回1/3 自責0

6月14日 :戸郷   9回0/0 自責2 防1.85 

6月15日 :グリフィン8回2/3 自責0 防3.86 :0回1/3 自責0

6月16日 :菅野   5回1/3 自責3 防1.83 :5回2/3 自責0

週間先発陣防御率       38回1/3 自責12 防2.82 2.50

週間ブルペン防御率     15回1/3 自責5  防2.93 2.30

週間投手陣防御率    53回2/3 自責17 防2.85 2.43

※赤字は今季通算防御率

感想

交流戦が終わりここまで66試合を消化。

残りは77試合。

ここまでの戦いぶりをどう評価するかはとても難しく、ここ3年の内容から見たら、今年はよく戦っていると言えるが、手放しで喜んでもいられないって感じで、今一つ気分は晴れない。

これはどこのチームも同じだが、大きな連勝がなく(最大6)けっこう連敗もする。

それが混戦の原因だが、巨人がぬけだしそうな雰囲気が今は感じられない。

多くの選手を起用しているがレギュラーを取るような抜けてくる選手がいない。

例外はヘルナンデス。

ヘルナンデスの加入は間違いなく打線に喝を入れた。

ヘルナンデス加入前の3週間の1試合平均得点が2.1 2.4 1.2に対し、

加入後3週間の1試合平均得点は3.5 4.8 3.6

これはヘルナンデス効果に間違いない。

ところが、確実に得点力が上昇しているのに勝ちに結び付けられない。

上記6週間の1試合平均失点は以下の通り。

1.6 3.2 1.8 2.2 3.5 3.3

得点は増えているが失点も増えてはいる。

しかしそれほど極端に悪化している訳でもないので、勝ち負けどちらに転んでもおかしくない試合を落とすケースが多いと考えられ、そこが気分の晴れない要因なんだろう。

6月に入って1点差勝負に4連敗というのがいただけない。

今週は金曜日からリーグ戦再開。

首位をゆく広島も抜け出すほど他球団との差は無い。

数字の上ではまだ全球団に優勝の可能性は残っている。

結局今年は最後まで混戦が続くだろう。

巨人も交流戦後の束の間の休息でリフレッシュしてリーグ戦再開に臨み、まずはホームでのヤクルト3連戦で良いスタートを切って欲しい。

先週のMVP

戸郷投手 2度目

5月21~26日の週に続き2度目のMVP!

チームの連敗を6で止める完投勝利。

好調な投手陣だがこれでチームの勝ち頭6勝目をマーク。

ここ4試合は2完投含む1試合平均投球回数8.3回で3勝1敗。

正にエースの働きだ。

66試合消化時点での主な数字

順位   31勝30敗1分 3位   ⇨

防御率      2.43 3位   ⇨

打率       .232 5位   ⇨

本塁打       33本 3位   ⇨

盗塁        35個 3位   

失策        21個 リーグ最少⇨

得点        185 4位タイ 

失点        172 2位   ⇨

 

kagemucya.hatenablog.com

 

kagemucya.hatenablog.com

 

kagemucya.hatenablog.com