仕事以外全部趣味
ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンド最後の映画「ノー・タイム・トゥ・ダイ」を見てきた。
個人的にダニエルボンド版は最も気に入っており、最後と言うのは残念だ。
ダニエル以前のボンドはエンターテインメントに長けてはいたが、子供から大人まで幅広い層に受け入れられるような所も見受けられ娯楽に徹していた印象が強い。
それに何と言ってもボンドを演ずる俳優が正統派の男前ばかりだった。
だがダニエル・クレイグがボンドを演ずるとなった時、多くの人はイメージと違うと思ったに違いない。
反逆者が似合うフェイス。
明らかにそれまでのボンドとは異なっていた。
渋い!渋すぎる!
しかしダニエルボンド1作目のカジノロワイヤルがとてもよく出来ていた。
以前によく見られたあまりに荒唐無稽なシチュエーションは姿を消した。
大人のボンド映画が誕生したのだ。
内容はもちろん(個人的だが)ボンドガールの面子が素敵すぎなのだ。
エヴァ・グリーン、オルガキュルレンコ、モニカ・ベルッチ、レア・セドゥー、
アナ・デ・アルマス。
揃いも揃ってドストライク!
単に気が多いだけと言われそうだが、レア・セドゥーはミッションインポッシブル・ゴーストプロトコルで冒頭サイレンサーで情報部員を葬るシーンで一目ぼれしてしまったし、アナ・デ・アルマスはブレードランナー2049でのホログラムパートナーがとても印象に残っていて、お~ボンドガールに出世か!と思った次第だ。
もちろん、この最終作もおよそ3時間の長尺を感じさせない内容。
冒頭から引き込まれること間違いない。
但し、全ての内容について納得しているかと言うとそうではない部分もある。
そのことについては何を語ってもネタバレに繋がるので書かない。
見られた方ならある程度想像がつくと思うが、まだ見ていない方はご覧になられる場合、ああ、このことか・・・と思っていただけるのではないだろうか。
それでも15年間ダニエルボンドには楽しませてもらった。
次の007は誰が演じるのだろう。