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映画鑑賞記録 「メッセージ」ドゥニ・ビルヌーブの感性に浸って鑑賞するのが正解

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原題「Arrival」

ドゥニ・ビルヌーブ監督作品。

個人的にほぼ同時期に公開された「ブレードランナー2049」と何となく雰囲気が似通っていると思えた。

もちろん人によって感じ方は違うと思うが。

私はビルヌーブ監督の作り出す映画全体に流れる雰囲気が好きだ。

ビルヌーブ監督は「ボーダーライン」で初めて知ったが、女優さんをとても魅力的に撮られる監督だ。

この映画でもエイミー・アダムスがとっても素敵だ。

内容は突然地球各地に12個の宇宙船が飛来。

よくあるSF映画では結局地球侵略が目的というのが多い。

その結果世界は手を取り合ってこれを食い止めるという物だ。

宇宙戦争」も「インディペンデンス・デイ」も「バトルシップ」もそうだし、「地球防衛軍」も「宇宙大戦争」も「怪獣大戦争」も然りだ(キリがない)。

しかしこの映画は違う。

別のアプローチで平和を願う。

と同時に人の生きざまにも焦点を当てる。

宇宙船は飛来したまま何の反応も示さない。

いったい目的は何か。

それを探るため各国で学者が招集され、飛来した目的を探ることになった。

アメリカではエイミー・アダムス演ずる言語学者ルイーズとジェレミー・レナー演ずる物理学者イアンが円盤に乗って来た生命体とコンタクトを取る。

当然言葉も通じない中、ルイーズは生命体と対峙していくうちに彼らの目的を知る・・・と同時にルイーズ本人にも影響が及ぼされる。

それがこの映画の主題になっている。

かなり難解な映画である。

観た時の自身が置かれている環境により思うところは異なるだろう。

観る時期によって感想も変わるかもしれない。

例によって突っ込みどころはたくさんあるが、いつも書いている通りそれは受け入れるのが正解だ。

あんなので生命体と会話が出来る訳がないだろう・・・とは口が裂けても言えない。

原題のArrivalだが、荒木、井端の二遊間ではなく、英和辞典によると到着とあり、Arrival informationで到着案内とある。

 


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