お題「邦画でも洋画でもアニメでも、泣けた!というレベルではなく、号泣した映画を教えてください。」
私は映画やドラマを見てほとんど泣かない(^^;)
映画を観た人が「泣きました!」「号泣しました」って話すお涙頂戴のスポットCMをよく見かけるが、また始まったって思ってしまう。
いやいや、決して私は冷徹な男ではない。
多少はひねくれているかもしれないが・・・。
泣かそう、泣かそうとするシチュエーションでは絶対に泣かない。
しかし記憶に残っている中で大泣きした漫画と映画がそれぞれひとつずつある。
漫画は小学生の頃に見た「おそ松くん」の中の1エピソード。
チビ太の金庫破りだ。
内容は金庫破りのチビ太が更生しようと心を入れ替え、出所後トト子ちゃんの家で働くが、再犯するに違いないとイヤミ刑事がつけまわる。
そんな時トト子ちゃん家に新しい大きな金庫が納品され、ふざけて遊んでいた六つ子の内の誰かが閉じ込まれてしまう。
イヤミ刑事が尾行しているのを知っているチビ太だが、六つ子を助けようと金庫を開けて救い出す。
チビ太はイヤミ刑事に両手を突き出して逮捕してくれと言うが、イヤミ刑事が何のことざんす?って言って去っていく。
そんなシチュエーションだった。
これねえ~、再放送含めて3回ほど見た記憶があるが毎回号泣(笑)
まさかおそ松くんで泣かされるとは。
映画は北野武監督「あの夏いちばん静かな海」だ。
真木蔵人演ずるサーフボードにのめり込むろうあの青年と彼を優しく見守る同じ境遇の女性。
最初は馬鹿にしていた周りの連中もいつしか応援するようになり、主人公はサーフィンの大会に出場するまでになっていくが・・・。
周りの人々の主人公に対する接し方がとにかく自然。
時に厳しく時に優しい。
そういった映画だが、私が大泣きするのはエンディングロール。
久石譲の音楽が本編最後からそのままエンドロールでも流れる中、登場人物たちの、本編にはない映像が映されるが、このシーンで毎回大泣きしてしまうのだ。
何回も見たがその度大泣きしてしまう。
もうパブロフの犬状態だ。
琴線に触れまくるんだろう。
何て言うんだろう。
とにかく優しい気持ちになれる。
全くヒットしなかったので見ていない人は多いと思うが、是非観て欲しい1本だ。