強い長谷川が帰ってきた。
高速のジャブ、ダウンを奪ったフック、その後の連打。
格下相手とはいえ完璧だった。
世界前哨戦と言うにはちょっと相手が・・・って感じは確かにあるが、すでに実績を積み上げてきた長谷川にとってはここでは相手の強さよりも、己の身体の切れ、パンチのスピード、動体視力等々いわゆる実戦での反応をチェックするのが一番の目的なので、それはほぼ完ぺきにクリア出来ていただろう。
さあ次はいよいよ世界戦の可能性が高くなった。
自身はWBO王者ギレルモ・リゴンドーとの対戦を望んでいるらしい。
リゴンドーと言えばあの、ノニト・ドネイアに勝利した無敗の王者だ。
長谷川は1%も勝つ可能性がないけども・・・なんて言ってるが、これはあきらかに三味線だ。
リゴンドーは確かに強いが長谷川にとってはドネイアよりやりやすい相手だと思う。
リゴンドーの連打も強烈ではあるが、一発で相手を倒す事の出来る破壊力抜群のパンチを持つドネイアの方が長谷川としては怖いだろう。
スピードが戻ってきた長谷川。
実現するのかはまだわからないが、長谷川が望むなら何としても実現して欲しい。