初日から13連勝。
白鵬との大一番。
敗れはした物の熱戦だった。
ところが肝心の千秋楽で痛い敗戦。
大事な大事な一番で敗戦。
またしても終盤の連敗という結果に終わった。
横審で来場所14勝以上という条件で横綱推挙という意向の様だが、優勝を条件として欲しい。
日本人横綱待望論が当然あるし、私も14日目までは15日目に勝てば、来場所少々甘くても横綱昇進しても良いだろうと考えていた。
しかし千秋楽の負けを見て考えを変えた。
何が何でも来場所は優勝。
13勝2敗なら優勝でももう一場所見送る。
14勝以上なら(もちろん優勝)昇進。
稀勢の里もこれを目標に頑張って欲しい。
横綱になれば当然13勝以上は求められる。
仮に来場所13勝2敗で終わったと仮定して、もう一場所見るとした場合でも、やはり次の場所13勝2敗が横綱推挙ラインとなるので結局同じなのだ。
本当に横綱としての地力が備わっているならクリア出来るはずだ。
クリア出来ないならその力がなかったという事だ。
稀勢の里は幕内優勝経験がない。
かつて優勝経験なく昇進したただ一人の力士北尾は結局優勝出来ないまま廃業してしまった。
白鵬にしても、2代目貴乃花にしても横綱昇進時は一度昇進を見送られた。
しかし次のチャンスを物にして大横綱に上り詰めた。
急がば回れ・・・だ。
それが名横綱への避けて通れぬ道だ。