阪神主な投手陣の勝敗を最初に掲げる。
能見8勝6敗。
スタンリッジ7勝9敗。
榎田4勝7敗。
メッセンジャー11勝6敗。
藤浪9勝4敗。
岩田2勝5敗。
このうち能見、榎田、スタンリッジで対ジャイアンツ7勝をあげている訳だ。能見は別として、スタンリッジと榎田は他チーム相手に比べジャイアンツに特に強い印象がある。
特に榎田は対ジャイアンツ専用投手のような感じさえ受ける程だ。
その榎田を攻略したのだから今日の1勝はとてつもなく大きい勝利だ。
宮國については残念ながら今年は結局実質2年目の壁にぶちあたってしまったという事になってしまった。
もちろん同い年の選手に比べて1歩先んじている事は間違いないが、
来年が宮國にとって本当に勝負の年となるだろう。
このまま静かに忘れ去られる存在となるのか、再び輝きを取り戻して主力投手への階段を上ってくる事が出来るのか、逆に今シーズンは彼にこれ以上の期待をするのは難しくなったと言えるだろう。
それにしてもジャイアンツ打撃陣は見事に要所要所で点を取る事が出来た。
村田は今日も先制ホームラン!
8月も月間打率4割を超えており、今月はホームランも10本。
バレンティンが凄すぎて目立たないがこのホームラン数は通常ならもっと目立つ程の本数だ。
今日のポイントはマシソンが西岡を三振に打ち取った場面。
昨日は僅か3球でジャイアンツを救ってくれたマシソンだが、今日も自らが死球を与えたとはいえ、満塁のピンチにファールで粘る西岡を見事に三振に切って取った。
最初速球、速球、また速球で押しまくったが、最後の2球は変化球が見事にコントロールされ、速球と読んでいた西岡は完全にタイミングを狂わされ空振り三振に終わった。
これでマシソンは17試合連続無失点だ。
これでこの3連戦2勝目。
再びマジックナンバー24が点灯した。
あとはひたすらクライマックスシリーズに向けて調整を重ねていきながら、試合の方も貪欲に勝ちに行って欲しい。