ライオンズが今年も最後の最後で際どくCS進出を決めた。
それにしても何という勝負強さ(といって良いのかどうか微妙だが)。
昨年、一昨年はシーズン途中に最下位を経験しながらCS進出。
今年も長く4位が定位置になっていたが土壇場でCS進出を決めた。
選手、首脳陣が野球を良く知っているという事か。
ライオンズは渡辺監督就任1年目にジャイアンツを破って日本一になっているが、その後はCSの壁を突破出来ないでいる。
しかしながら1位、4位、2位、3位、2位、3位という成績は何だかんだと言われながらもたいした物だ。
最後の最後でCS進出が決まったというのは2011年に似ているが今年大きく違うのはホークスがいないという事だ。
2011年、2012年とライオンズは2年連続ホークスにCSで敗れている。
今年もシーズンでは唯一8勝15敗と負け越している。
そのホークスがCSにいない。
これは大きい。
マリーンズには13勝10敗、イーグルスにも13勝9敗と勝ち越しているだけに、ライオンズにとって戦いやすい環境だ。
菊池はいないが、エース岸をはじめ、安定している野上、十亀、ロッテにほとんど打たれていない牧田、10月に入り後ろで5連続セーブ中の涌井と投手は揃っている。
ここにきての好調さで個人的には第1ステージはライオンズが勝ちぬくと見ている。
ここから我がジャイアンツの話になるが、正直言ってジャイアンツは岸をほとんど打てないだろう。
2008年は岸に負けたような物だし、今年になっても交流戦で目を覚まさせてしまった。
そこから調子を上げた岸は以後なんと10勝1敗とぶっとばしてきた。
マー君、岸、絶対的なカードを持つ両チームはジャイアンツにとってどちらが出てきても打ち破るのは大変だが、まだイーグルスの方が戦いやすいと思う。
まあジャイアンツもCSを勝ちぬく事が先決だけど。