影無茶のスポーツ24/7

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帰ってきた久保、私が思う久保の起用法

久保が帰ってきた。

ジャイアンツは2シーズンぶりに復帰する久保についてキャンプは1軍に帯同させるようだ。

噂ではライオンズあたりが久保を片岡の交換要員として指名するのではと言われていたが、プロテクトされていたのか、どうだったのかはわからないが、結果無事にジャイアンツの久保として戦線に戻ってくる事になった。

とてもめでたい事である。

昨日はキャッチャーを座らせて110球を投げ込むなど、順調に来ている様子がうかがえる。

しかし、無理は禁物だ。

首脳陣もキャンプの調整具合、オープン戦での仕上がりを見極めながら公式戦でどこまで戦力になるか図っていく事になるが、過度の期待をかけないようにしなければならない。

しかし、肘の具合も良く、キャンプを問題なく過ごせるようであれば、彼の経験やスマートなピッチングは大きな戦力となるだろう。

久保は2010年に79試合登板8勝1敗32ホールド1セーブ。

2012年に67試合登板4勝2敗21ホールド20セーブとリリーフエースとして孤軍奮闘した。

当然首脳陣もスコット鉄太郎のサポート要因としての役割を想定しているはずだ。

実際、昨年のようにスコット鉄太郎の3人が今年も昨年のような働きを見せられるかと言えば、それはやってみなければわからない・・・というのが正直なところだと思う。

しかし私は、実は久保は本来先発で活きる投手だと考えている。

入団当初より、先発、救援の二刀流起用が目立ち、否が応でも登板数は増えていった。

入団から4年間で登板数は196試合にものぼり、その後も先発したり、リリーフに出たり、2010年の最多登板時はイニングまたぎ、ロングリリーフ、2011年も途中まではセットアッパー、後半にクローザーと、いうはっきり言って支離滅裂な起用法だ。

人はそれをユーティリティプレーヤーと呼ぶが、久保にとっては誠に気の毒な事である。

いくらチーム事情とはいえ、このスクランブルぶりが故障の要因になった事は否めないだろう。

そこで今年だが、久保を先発一本で谷間のエースとして起用できないだろうか。

ジャイアンツは今季は内海、菅野、杉内の3人と澤村、今村、セドン、宮国から2人の計5人でローテを回す構想だ。

当然、シーズン中に谷間が度々やってくるだろう。

もしかして最悪後の4人が軒並みダメという事もあるかもしれない。

久保は先発で結果を残せなかったという過去があるようだが、それは昔の話である。

あれだけクレバーでスマートな投球の出来る投手である。

ブルペンで毎日肩を作らなくても良いし、登板日を決めておいて調整をしながら先発させる。

それが今シーズンの久保を一番輝かせる方法であると思うのだがどうか。