いよいよ決戦の時が近づいてきました。
細かい戦術的なことを語る程の知識はありませんが、予選グループ勝ち抜けて欲しい。
その思いは皆と同じです。
思えば前回南アフリカの大会前。
岡田ジャパンはグループリーグ全敗で予選敗退の声が大勢を占めていました。
しかしご存知のように2勝1敗グループ2位で決勝トーナメント進出という結果を残してくれました。
日本出発時と、帰国時の国内での反応の違いは、あたりまえですが勝負事は勝たなければだめだという事を改めて認識した次第です。
今回は、その前回大会とは全く逆の評価をザックジャパンは得ているように思います。
願望ではなく、実力でグループリーグを突破してくれるのではと思わせる代表チームは初めてかもしれません。
相手はランキングでは上位国ばかりですが、選手たちはコンプレックスを全く感じていません。
素晴らしいですね。
自分たちのサッカーをすれば勝てる。
そう思えるようになっただけでも、昔のようにWカップ出場なんて夢のまた夢だった時代を知っている私にとっては隔世の感があります。
少し話しは変わりますが、サッカーやラグビーは勝敗以上に戦い方が評価されますよね。
岡田ジャパンの時、勝つことでかなり緩和されましたが、超守備的なスタイルは批判轟々でした。
日本サッカーはその後、進化を続け、なでしこが世界に誇れる戦い方でWカップ優勝の快挙を成し遂げました。
南アフリカ大会ではスペインが世界羨望のサッカーで優勝という、名実ともに最高の形で頂点に立ちました。
そのような勝ち方は理想ですがいつもかつもそんなに上手くはいきません。
今も語られる1982年Wカップのブラジル代表。
準決勝リーグでカウンターだけのイタリアにまさかの敗戦。
結局時間がたてば「黄金の中盤」「ブラジル史上最高の代表」という評判よりも勝てなかったブラジルという思いしか浮かんできません。。
「何故あのメンバーで優勝できなかったのか!」
勝てば官軍、負ければ賊軍。
結局はこういった評価になってしまいます。
美しいサッカーで勝利も得る事が出来るのか。
初戦コートジボワール戦のキックオフの時間が刻々と近づいています。
いやもうほんと、胸が締め付けられる思いです。