先のモナコGPで念願の今季初ポイントを獲得したマクラーレンホンダ。
この流れに乗っていよいよ完全復活へと歩を進めて行くのでしょうか。
注目のフリー走行1回目まで現時点で3時間を切りました。
1988年伝説の16戦15勝をライブで見てきた私達にとって、ポイントを取るのにこれほど苦しむホンダを見るのは正直辛い気持ちもあります。
でも考えてみれば初めから黄金時代を築いていた訳ではもちろんありません。
苦難の時代から黎明期を経て絶対王者の座に就いた訳です。
今年7年ぶりに復帰して再びマクラーレンと組んだホンダ。
すぐに表彰台圏内突入とはさすがにいきませんでしたが、これは考えてみれば当然ですね。
毎年変わるレギュレーションに合わせ技術の進歩を続けるF1サーカス。
モナコで4ポイントを獲得したことでようやくスタートラインに立てたということでしょう。
モナコと違ってパワーが要求されるカナダ・ジルビルヌーブサーキット。
ホンダ陣営はシーズン当初から改良を重ねパワーアップしたエンジンに自信を持っているようです。
夏には表彰台と、高い目標を掲げられるようになってきました。
しかしまだまだ現実は甘くありません。
6戦でリタイア6回はまだまだ信頼性という点では納得できる物ではありません。
ドライバーの二人からもモナコ決勝前のポジティブなコメントとはややトーンの違う慎重なコメントが聞こえてきます。
とは言うものの、アロンソもバトンもそう遠くない未来に向かって、今の苦しい状況が必ずや活きてくるという前向きな姿勢は崩していません。
この実力派ベテランドライバーの存在は頼もしく、少しずつ復活に向けて歩むマクラーレン・ホンダにとって大きな力となるでしょう。
さあ、カナダGPが始まります!