厳密にいえば折り返しはとっくに過ぎています。
でもまあ、オールスターを挟んで前・後半戦という言い方も有りなので、あえてそう書きます。
ジャイアンツは42勝43敗1分け。
何と、ひとつ負け越しています。
私が想定した優勝ライン77勝66敗1分に到達するには残り35勝23敗。
前にこのラインを書いた時点では残り43勝34敗でしたので少し条件厳しくなりました。
菅野投手が完封して、打線も中軸が当たりを取り戻して5連勝した時は波に乗れたと思ったんですけども。
結局次の菅野登板試合で菅野は試合を作ったのにマシソンの背信投球で敗れてからまたおかしくなってしまいました。
そのためベイスターズがあれだけ大型連敗をしたにもかかわらず首位ターン。
崩れかけたのに前半終わってみたら首位まで戻す。
ベイスターズもまだまだ頑張れますね。
ジャイアンツに話を戻すと、後半戦の鍵はまず高木投手が早々に1勝上積みできるか。
シーズン当初勝つたびにウン十ウン年ぶりと言われる活躍は正に救世主でした。
しかし良いピッチングをしても援護がなく勝てなくなって、最近は内容も悪くなっています。
何と言ってもプロ1年目。
当然疲れも出てきますし、相手球団も研究してきます。
現イーグルズの金刃投手がジャイアンツに入団した年、開幕からポンポンポンと勝ちましたが、結局7勝どまり。
高木投手が5連勝のあと連敗しましたが、内容が良かったので金刃投手のようにはならないと思ってました。
ところが勝てない内に少しずつ内容も悪くなってきた。
ちょっとやばいです。
ジャイアンツはオールスター明け、まず高木に勝ち星をつけさせてあげないといけません。
高木にとってもそれが最大の良薬です。
相川捕手との相性が良くないと思うので後半戦は小林捕手と組ませるべきです。
何だかんだ言っても菅野は大丈夫でしょう。
杉内も先日のように全くダメな時もありますが、ここ数年では一番ましだと思っています。
ここにポレダ、マイコラス、田口、大竹あたりの先発陣は十分戦える戦力です。
打線は期待しすぎてはいけません。
打てない打てないと言われますが、こればかりはどうしようもありません。
少ないチャンスをどう得点に結びつけるのか。
貧打線と点が取れないこととは別物です。
采配により得点チャンスを増やし、あとは個々の選手の勝負強さ。
これに期待するしかありません。
問題はブルペン陣。
マシソン5敗、山口4敗、澤村3敗。
86試合時点ですでに3人合わせて12敗は多いですね。
試合の後半、相手チームに決勝点を許してしまう。
いやな負け方です。
ここは急に改善されるとは思いにくいですね。
このような状況を考えると、後半戦の戦い方は先発がとにかく7回あたりまで頑張る。
打撃陣は7回までに3点を取る。
最後の2回をブルペン総動員で逃げ切る。
こんな感じですかね。
ここまでは全球団調子の波が同じように来たり引いたりして、そのタイミングの違いが順位に表れている感じです。
上位3球団に入る為には波が来ている時は少しでも長く、引いた時は1試合でも早く戻す。
勝てる試合は絶対に落とさない。
明らかに負けの試合は無理しない。
先日ジヤイアンツがオールスター前に負け越して優勝したのは1973年だけ・・・との記事を読みました。
そうです。
9連覇最後の年。
タイガースとの最終戦で勝った方が優勝だった年。
その時の成績は66勝60敗4分け。
まだまだ大丈夫です。