純粋な意味でスポーツ記事になるのか心配ですが、国立競技場問題に大きな進展がありました。
安倍首相が計画を白紙に戻し、ゼロベースで見直すと発表。
原発再稼働問題、安保法案と世論を無視し続けた安倍政権。
国立競技場までも2520億円かけて建設となれば、安倍政権は全く民意を聞かない独裁政権のイメージが確立されます。
さすがに世論を無視できなくなったということでしょう。
昨日安藤忠雄氏が会見を開きました。
個人的に安藤氏の建築も人となりも好きなので今回の問題をとても複雑な思いで見ていました。
今でこそ世界的建築家ですが、安藤氏は住吉の長屋で代表されるように個人の家もやります(やってました)。
氏が設計した建物を探して見にった事も何度もあります。
確かに氏の代名詞であるコンクリート打ちっぱなしは夏は暑く、冬は寒いでしょう。
しかし、限られたコストの中で施主の思いを具現化するために安藤氏と施工会社との間で何度も何度も設計変更などを通じながらミリ単位まで知恵を絞っていく過程を知っているだけに、今回の件は本当に残念です。
さてオリンピックまであと1833日。
ゼロベースからの完成予定は2020年春。
テストを兼ねたプレ大会は2019年7月から2020年4月にかけて行われる予定です。
新国立競技場は本当にプレ大会に間に合うのでしょうか。
いずれにしても、最近オリンピックの施設が間に合うのか?と心配される大会が多いですが、まさか東京までそんな心配をすることになろうとは・・・想像もしていませんでした。