5日から第100回記念大会が始まる甲子園。
先日組合せ抽選会が行われベスト8までの山が決まりました。
10年ごとの記念大会で出場校は56(史上最多)。
1回戦から出場が48校。
2回戦から出場が8校。
決勝戦まで1試合少なくて済む2回戦から出場組が有利と一見思われますが、実は過去12年の優勝校は1回戦組9校、2回戦組3校となっています。
体力的には優位と思える2回戦組が決して優位ではなく、1試合多くても、試合を重ねることでの成長度合いが体力温存を上回るのかもしれません。
特に今年は56校出場で、ベスト8を基準に山を作る関係上、1回戦組の校数比率が圧倒的に高くなるので、傾向は継続される確率が高いかもしれません。
しかし2回戦組にも強豪が多く、果たしてスンナリいくのか・・・。
今年は史上に残る猛暑なので、例年以上に疲労の蓄積が影響するかもしれません。
あと面白いというか、驚いたのが10年前の90回拡大記念大会の時のベスト8。
並べると、
報徳学園、大阪桐蔭、浦添商、慶応、智辯和歌山、常葉菊川、聖光学院、横浜。
何と、浦添商以外全て今大会も出場しています。
野球をする少年が減少し、益々野球名門・強豪校に素質ある選手が集まりやすくなり、顔ぶれが変わらなくなってきたのではないでしょうか。
初出場校の減少傾向も、このことが影響しているように思います。
50年前の興国高校は初出場初優勝でしたが、5年前の前橋育英を最後に、大幅に甲子園大会の制度が変わらない限り、初出場初優勝はもう見られないのかもしれません。
先ほど猛暑について触れましたが、確かに今年の暑さは異常です。
ニュースでは毎日、命にかかわる危険な暑さという表現がつかわれており、事実熱中症で病院に運ばれる人数はうなぎのぼりです。
その真昼間の炎天下にスポーツを行うのはクレイジーという声も上がっています。
これはとても難しい問題です。
複数の球場で余裕をもってスケジュールを組み、比較的涼しい午前中に試合を行う。
これしかないでしょう。
う~ん。
でもね。
高校サッカーの国立。
ラグビーの花園。
上記三つは複数の競技場を使用して柔軟な運営を行っていますが、高校野球における甲子園球場は絶対です。
こういった柔軟な運営は難しいでしょうね。
今年の場合、鍛えていて予選を戦ってきた選手よりも、観客、応援団、プラカードを持つ女子生徒、審判、大会関係者が熱中症に気を付けなければなりません。
特にプラカードを持つ生徒さんは心配です。
何事もないことを祈ります。
選手保護の面ではタイブレーク方式の導入。
今春センバツから導入されましたが結局実施試合はありませんでした。
投手の球数制限などもいずれ導入されるでしょう。
平成最後の夏の甲子園大会。
節目の100回大会。
いよいよ始まります。
最後にトーナメント表からベスト8を予想します。
星稜、大阪桐蔭、智辯和歌山、花咲徳栄、木更津総合、日大三、聖光学院、広陵
全く自信はありませんが、以上のように決定致しました!