年に一度、ホームで戦える大阪シリーズ。
関西のジャイアンツファンは心の底からジャイアンツファンである事をさらけ出せる貴重な貴重な2日間です。
甲子園ではあくまでアウェー。
圧倒的なタイガースファンの前ではアウェーの礼儀というものがあります。
しかし場所は大阪でも、ホーム、ホーム、ホーム!です。
橙魂ユニフォームで堂々と駅から球場まで歩いていける嬉しさは言葉では言い表せません。
球場の大部分を埋め尽くす橙魂ユニフォーム。
選手のテーマでお約束の振りが出来る。
球場全体で得点が入った時にタオルを振り回す一体感。
もう泣きそうって光景です。
今年はその貴重な貴重な大阪シリーズ、2戦とも劇的なサヨナラ勝ち!
新旧エースが投げ、昨日は亀井、今日は今一番球場が沸く男、鈴木がヒーローになりました。
私は年一大阪シリーズ初戦を見に行きました。
グラウンド内では男達がリアルな戦いを演じ、観衆はそのリアルな戦いを見ながらも非日常的な時間を過ごす。
内海は初回こそ点を許しましたが、7回足がつるまでは復活!と言えるピッチング。
あの瞬間は交流戦での悪夢を思い出しましたが、亀井が救いました。
もし負けていたら・・・前回の内海登板後ジャイアンツのリズムがおかしくなった悪夢がよみがえる所でした。
それがあのサヨナラホームラン。
いやなムードを全て吹き飛ばす最高の結果でしたね。
見知らぬジャイアンツファンとも嬉しいハイタッチ!
いつまでも球場近辺から離れたくない思いでした。
周りの90%がジャイアンツファン。
嬉しさを共有できる幸せをかみしめながら地下鉄に乗り、ジャイアンツファンであることに誇りを持って家まで帰りました。
この日ばかりは地下鉄内でもタイガースファンの視線(外からではわかりませんが)も全く気になりません。
ジャイアンツファンで良かったと思える最高の時間でした。
今日も観戦に行った人は同じ思いを持って家路についたことでしょう。
初戦の大勝を翌日につなぎ、
サヨナラホームランの余韻を翌日にまたつなぐ。
まだまだ混戦は続くでしょうが、この大阪シリーズは今後に向けて大きな大きな戦いとなったことは間違いありませんね。