夏の甲子園49代表が決まりました。
今年は第1回大会が開催されてから記念すべき100年目のメモリアル大会ということで例年以上の盛り上がりを見せています。
その節目となる大会。
果してどんな激戦が繰り広げられるのか。
メモリアルに相応しい大会になることを祈念しながらいつものように勝手な予想を記させて頂きます。
初出場は7校。
その内、春夏通じての初出場が3校。
その中で昨年夏決勝を争った大阪と三重の代表校が共に春夏通じて初出場の大阪偕星学園と津商業というのは何かを暗示しているのでしょうか。
暗示と言えば第1回優勝校の京都二中を前身に持つ鳥羽高校が実に15年ぶりに甲子園に帰ってくるというのも不思議な縁を感じます。
これは今大会、伝統校の活躍、あるいは何かひとつの新しい時代が始まる、これらを野球の神様が我々に明示してくれているのではと想像してしまうのです。
それにしても昨年夏の選手権、今年のセンバツ、それぞれ4強に残った高校の内、今夏出場を果たしたのは敦賀気比1校のみ。
大阪桐蔭も三重も東海大四も浦和学院も日本文理も予選で敗退してしまいました。
夏の過酷な戦いを感じずにはおれません。
昨年夏旋風を巻き起こした北信越勢。
こういった勢いを活かすことが出来た北信越勢にはこれからも注目したいです。
勢いを活かすという意味で東北勢は過去春夏合わせて10度決勝に進んでいますが未だに優勝旗は白河の関を超えていません。
こうなると各校が意識してしまい、肝心なところで委縮してしまうのではと心配になります。
しかし、先ほど書きましたひとつの新しい時代。
今大会東北勢の優勝ということも十分ありえることだと思います。
逆に今年しなければいつするのかって感じもあります。
そんな事を考えながら、まだ組合せも決まっていない段階ですがタイトルにも記させて頂いた勝手な予想という事で北から優勝候補を掲げさせていただきます。
(東北悲願の初優勝)仙台育英(渡邉監督の気持ちを継いで)東海大相模(100年目のメモリアルに春夏連覇)敦賀気比(甲子園大会と言えば)中京大中京(名将高嶋監督率いる復活)智弁和歌山(高校野球100年、戦後70年)興南。
この6校を挙げさせていただきます。
今年も予選で強豪校の敗退が目立ちましたが(それでこそ高校野球ですが)それが地区別の強さにどう影響を与えるのかも含め、組合せ抽選から大会2日目あたりで今大会の傾向がつかめると思います。
いよいよ始まる夏の選手権。
球児達にとって成長する夏であって欲しいと願います。